トランプ大統領が自由貿易から保護主義の方向に舵を切り、アメリカファーストの内向きな政策を目指しています。イギリスはEUからの離脱を通告しました。

いったい、世界はどんな方向へ進むのでしょうか?

グローバリズムのおかげで、働く人の給料は、発展途上国の水準に近づいていきました。先進国ではそもそも、雇用の場が無くなっていきます。

多国籍企業は、税制や社会システムの違いを利用して国際的にビジネスを展開し、もうけの最大化をねらいます。

ITと金融自由化があいまって、ぬれ手にアワの強欲な資本主義がはびこりました。

アメリカやイギリスの動きは、これらに対する異議申し立てなのかもしれません。

行き過ぎたグローバリズムから自国の労働者を守るのは、政治家の当然の務めです。

100年前にも電信、蒸気船、自由貿易によってグローバル化が進み、弱った農民や労働者の反対で、保護貿易、ブロック経済に移行しました。

歴史は一直線には動かないようです。

一方、第二次世界大戦後のブレトンウッズ体制やモノの貿易だけを対象にするWTO体制はマイルドなグローバル化を進めました。その後、行き過ぎたグローバリズムが修正される局面を迎えています。

そうだとすると、この流れはもう元には戻りません。

自由貿易や規制緩和によって経済が成長するという考え方が通用しない世界の始まりかもしれません。私たちも、ジャパンファーストで行動する時代に直面していると思います。