(懇談会の参加者の皆さんと記念撮影@くろしお作業所。)

 共同作業所の仲間で作る「きょうされん」和歌山支部との懇談会。

 「きょうされん」が、毎年、「障害者福祉についての法制度の拡充に関する請願」をされますが、いつも紹介議員になっています。

 そのようなご縁もまって、懇談会を毎年やっていますが、今年は、利用者さん達にも入ってもらいました。

 次のような多くの問題があります。

 2014年に日本政府は障害者権利条約を批准しましたが、その趣旨が生かされていません。

 障害者総合支援法の見直しが、利用者負担の強化の方向で行われようとしていること。

 労働施策と福祉施策が一体的に行われておらず、雇用の場では生活面の支援がなく、福祉的就労の場では、労働者としての扱いがなされていないこと。

 また、65歳になると介護保険優先の原則で、これまで受けていた支援が受けられなくなるなど所得保障が十分ではないことなどです。

 一方で、現場の皆さんの声をうかがうと、リハビリの必要な方へのヘルパー派遣回数のカットなど和歌山市のサービスが理由もなく低下している現状が判りました。


 さらに、中途障がいのご家庭では、奥さんが働いて収入がある場合、高い利用料を払わねばならなくなるなどの問題があります。所得制限を無くす、普遍主義の社会保障がいかに大切か確認できました。

 障がいのある方が、地域で自立して暮らしていける権利を当たり前のように確立したいものです。

 GDPに占める障がい者関連予算をみると、先進国であるOECDの平均は0.43%。最高のスウエーデンでは2.08%、ドイツ、0.75%、英国0.50%です。日本はわずかに0.32%です。いかにも劣っています。せめてOECD平均の予算は確保すべきです。

 これからもしっかりと現場のニーズをつかんで、和歌山から障がい者政策を変えていきたいですね。


(利用者の代表から請願書を受け取る岸本周平。)