(左がクララ・バニャさん。)

 エイズ、結核、マラリア対策のためのグローバルファンドの議員タスクフォース会合に参加。

 このファンドは沖縄サミットの時に立ち上げた基金で、日本政府の貢献もあり、成果を上げてきました。

 12年間で270億ドルを使って、2200万人の命を救いました。

 これまで、810万人にエイズの治療を、1320万人に結核の治療を行い、マラリア予防に5億5千張の蚊帳を配布しています。

 合わせて、地域のヘルスワーカーの育成、母子保健サービスの強化なども実施しており、エチオピアでは5歳未満児の死亡率が47%減少し、妊産婦の死亡率も22%減っています。

 会合では、マラウイのNPO(HIVとともに生きる女性による国際コミュニティ―)の代表で、ご自身エイズ患者のクララ・バニャさんのスピーチがあり、現場の厳しさとそれを乗越えたお話に感動。

 昨年来、エボラ出血熱の報道が世界を駆け巡りましたが、今回のエボラ出血熱の死亡者は総計8千人。

 エイズ、結核、マラリアの3大感染症による死亡者は1日約1万人(2012年)です。桁が違います。

(真ん中が國井修グローバルファンド戦略投資局長。)

 パキスタンのポリオ撲滅やグローバルファンドへの強いコミットメントこそが、積極的平和主義だと思います。

 グローバルファンドの戦略投資局長は日本人の國井修博士です。とても誇らしいことです。

 しかし、残念ながら、日本の拠出額は世界第5位に甘んじています。

 元々、ODA(国際協力援助)は保健衛生分野にはあまり使われてきませんでした。ポリオ撲滅のローンコンバージョンも新しい手法で、保健分野に円借款を使うことを可能にしたイノベーションです。

 来年は、第5次の増資の年です。超党派の議員タスクフォースの力を結集して、貢献の道を探りたいと思います。