(「水軒の浜に松を植える会」の植樹記念撮影。)

 今から約8年前。「水軒の浜に松を植える会」が発足。

 和歌山市の西浜にある昔の「水軒の浜」に沿った緑地をきれいにし、今はほとんどなくなっている松を植えることによって、美しい風景を取り戻そうと、住民の有志で結成されました。

 当時、浪人中の私も途中から参加させていただきました。

 高度成長の時代に埋め立てられたこの地を、地域の人達は今でも「水軒の浜」と言っており、住民の頭の中には美しい海と共に松林と砂山が残されています。

 2008年3月、記念植樹として30本の抵抗性松を「七本松」に植樹。七本松とはこの場所に7本だけ松が残っていたので名づけられました。抵抗性松とは松くい虫に強い松で、県の林業試験場から入手。

 2009年2月、紀の国森づくり基金活用事業で一年間かけて、雑木とゴミを撤去して、整地を行い、西浜中学校の1年生198人が松を植樹。3月にも和歌山市民の植樹が行われました。この時には、私も植樹をさせてもらいました。

 以後、3年間毎年西浜中の一年生と市民の皆さんに松を植えてもらい、これまでに植えられた松が2259本、枯れずに残った松が1814本です。

(松を植樹する岸本周平。)

 今年の2月8日にも68本の植樹が行われ、私も参加しました。

 荒れ果て、粗大ゴミなどが放置されていたこの地域が、来年には「水軒公園」として和歌山市が管理してくれる予定です。

 市民の力でここまで来るとは、8年前には予想もできなかったことです。

 「新しい公共」とは、こんようなような地域コミュニティ―の力のことを言うのだと実感。

 和歌山の新しいパワーが、これからもいろんな形で爆発する予感を感じています。