(最後の社会保障・税一体改革合同会議で議事進行をする岸本周平。)

 昨日というか、今朝というか、28日の午前2時20分過ぎに、社会保障・税一体改革の合同会議が終了しました。

 8日間、46時間を超える法令審査が終わった瞬間でした。

 低所得者への逆進性対策としての「簡素な給付」と附則18条の「経済の好転の条件」として数値を書き込むかどうかが最後まで、争点になりました。

 スタートは27日の午後8時からとなりました。韓国から帰国したばかりの野田総理、岡田副総理、輿石幹事長、前原政調会長の4人で、附則18条の条文を相談していただいたので、スタート時刻が30分、予定より遅れたのです。

 結局、附則18条の政府の最終案を引き続き、野田総理、岡田副総理で引き取っていただき、会議を先行させました。

 本則7条(元の附則27条)に引き続き簡素な給付措置を議論している最中に、首相官邸から前原政調会長に呼び込みが入りました。9時過ぎの段階で休憩を宣言。

 再開は午後10時15分となりました。

 ここで、経済運営の目標としての数値を入れることとと、5年後の見直し規定である附則28条の削除が、前原政調会長から報告され、議論再開。

 最後の会議であることを、事前にアナウンスしていましたので、出席者も200人を超えました。こんな感じです。全員を見渡すためには、進行役の私はずーと立ち続けなければなりません。


(ずーと立っているのは右端の岸本周平と左端のSPさんだけです。)

 政治家になるために、長年、一日7時間の辻立ちをしてきた意味がありました。つまり、今でも7時間立ったままでも平気なことと、地声が大きくなったのでマイクなしでも議事進行ができるようになったことです。

 他の職業では役に立たないかもしれませんが、、、、苦笑。

 その「能力」を生かして、午前2時過ぎまで、ともかくも出席者の中の発言希望者に関して、一度は全員に発言してもらうように運営の努力をしました。

 最後に、石井一参議院予算委員長から、「決められないことのダメージは大き過ぎる。8日間かかって溝が埋まらないものは、後何日続けても、決着はつかない。今、決めるべきだ。」とのご発言をいただきました。

 それに対して、川内博史代議士から「議論の打ち切りに反対」のご意見をいただきました。

 その後、前原政調会長から、「これまでの真摯な議論に感謝。できる限り、皆さんの意見を取りいれたので、現段階で政調会長の私に一人させていただきたい。」と、終局宣言があり、進行役の私が、会議の終了をアナウンスさせていただいた次第です。




 その後の経緯は本日の夕刊やテレビのニュースの報道で皆さんご存じの通りです。

 もっと議論をしたかったとの声を、大勢の仲間から聞きました。

 その気持ちはよくわかります。しかし、政治は決めることで、前へ進むプロセスです。

 通常は、法案の基になる「税制改正大綱」を決めた後は、法令審査はしません。それを、社会保障と税の一体改革の重要性から、8日間約46時間も法令審査をしたのです。

 自民党時代の税制改正ではあり得ないことです。

 何も決められない政治からの脱却が野田内閣の目標です。

 組織の在り方として、46時間の党所属議員の議論を最大限受け入れ、条文を修正した上で、野田総理、岡田副総理、輿石幹事長、前原政調会長のトップ四役が決めた最終案は受け入れられるべきだと私は考えます。

 与党の苦しい立場は、決めなければならないことです。

 ご批判は覚悟の上ですが、このような「経験」を積み重ねて、政権政党に脱皮していくしかないとご理解をお願いします。

                    私たちのために。
                    私たちの子供たちのために。  
                    私たちの大切な人のために・・・。
                    信じられない政治に終止符を打つ。
                    そして、信じられる政治を創るために。