今年の干支は辛卯(しんぼう)です。

 「辛」は、今までに伏在した陽エネルギーが矛盾や抑圧を排除して上に発現するという意味があります。

 したがって、辛卯の年には、天変地異、特に地震が起こると言われています。確かに、ニュージーランド、東日本、トルコで大きな地震が起きました。その後も、日本では、台風12号をはじめ、大きな災害が多発しています。

 SBIホールディングスのCEO北尾吉孝さんから聞いたお話で、ご著書の「日本人の底力」にも書かれています。

 確かに、中国四千年の長い歴史の中で、統計学でもある易学は、あだやおろそかにできないものですし、陰と陽のバランス論は、日本人には感性的に理解できるように思います。ちなみに、陰と陽は二元論ではありません。お互いに補完し合うものと考えられています。

 辛卯の意味を政治的に見ても、チェニジアのジャスミン革命から始まる、エジプト、リビアなど中東で起きた内乱、政争も、長年抑圧されていた大衆の間に伏在したエネルギーが下から湧きあがった結果だと言えます。

 経済面では、ギリシアの政府債務危機から、ヨーロッパ全体の金融危機となり、アメリカも財政危機で国債の格付けが下がり、相対的に安定している日本が買われ、歴史的な円高になっています。

 このような大きな変動期には、個人として、ゆるがない信念と知的な柱が必要です。

 不勉強ではありますが、これまで、中国古典の「書経」の勉強会に参加してきました。

 天命という考え方が何度も出てきます。「天」は天候や季節を変化させ、天変地異を起こします。

 また、「天意」を畏れることは、最終的には「民意」を畏れることにつながります。「平成」の起源となった「地(地平らかにして、天成る)」は、まさにそのような意味です。

 辛卯の年に、「天意」と「民意」がともに「今までに伏在した陽エネルギーが矛盾や抑圧を排除して上に発現」しているようです。畏れる気持ちを持って政治をしていかなければなりません。

                 私たちのために。
                 私たちの子供たちのために。  
                 私たちの大切な人のために・・・。
                 信じられない政治に終止符を打つ。
                 そして、信じられる政治を創るために。