衆議院議員 岸本周平 Shuhei Kisimoto Official Website

2016年05月

修学旅行生の国会見学

(明和中学校の修学旅行生にスピーチする岸本周平。)

 春の修学旅行シーズンです。

 今週は和歌山市立明和中学校の三年生216名と西和中学校から158名が国会見学に来てくれました。

 明和中の西川彰彦校長先生、西和中の成末義樹校長先生ともに私と同世代なので、話がはずみました。

 引率の先生方は、事故や病気の生徒が出ないように緊張感のある2泊3日を過ごされます。

 今は、ディズニーランドやスカイツリーなど、私たちの頃とは様変わりの修学旅行ですが、生徒さんたちは先生方のご苦労に感謝してるんでしょうか。

 自分のことを考えると、中学生の頃はそこまで考えが回らなかったような気がします。

 今だと、楽しい思い出が作れたことに、先生方に感謝しなければなと思いますが、後の祭りですね。

 真夏のような日射しの中ですが、生徒の皆さん、目を輝かせて私の話を聞いてくれました。

 このような時に、私のような人間がそんなことも上手に伝えないといけないなと思います。

 何より、修学旅行の国会見学に付き合うたびに、この子どもたちのために、政治家はしっかりしなければと、いつもながら緊張します。

(西和中学校の生徒さんにスピーチ。)

400年続く和歌祭

(和歌祭の武者行列)

 紀州東照宮の例大祭和歌祭に参加しました。

  和歌祭は、紀州藩初代藩主徳川頼宣が1622年に始めました。

 父である家康公の霊を慰めるために始めた大祭ですが、今では、毎年5月17日の家康の命日に近い休日に行われています。

 私は、渡御行列の中で、武者の役を足掛け10年やらせていただいています。甲兵は和歌山商工会議所の青年部の皆さん。

 日射しは強かったですが、和歌浦湾のさわやかな潮風に吹かれ、楽しい一日になりました。とは言うものの、ヨロイとカブトは重くてたいへん。

 祭の後のビールが最高でした!

(本殿前で、神事を行うお神輿)

 山の中腹にある紀州東照宮の境内から、白装束の男たちに担がれた神輿が担ぎ出されます。

 石段は108段もあって、急な角度なため、初めての担ぎ手は足がすくむと言われます。

 その石段を駆け下りる「神輿おろし」で祭りが始まり、太鼓や摺鉦の音色が響く中、時代衣装の渡御行列がスタートします。

 雑賀踊り、薙刀振、母衣、舞姫などが伝統的な演舞をしながら和歌浦一帯を練り歩きました。

 武者は、ただ歩くだけですが、約3時間炎天下の中を歩きますので、体力勝負です。

 今年も、JR西日本和歌山支社の関係者の皆さんとご一緒に歩きました。

リレー・フォー・ライフ・ジャパン2016わかやま

(和歌山城砂の丸広場で行進。)

 この週末、がん患者を支援するイベント「リレー・フォー・ライフ・ジャパン2016わかやま」が和歌山城砂の丸広場で開催されました。

 みんなで旗や横断幕を持ってトラックを歩いたり、走ったり、土日をまたいで24時間、交代しながら続けます。

 リレー・フォー・ライフは、1985年にアメリカで始まったがん患者の救済とがんの征圧を訴える運動です。

 和歌山でも県内のがん患者と医師、ボランティアなどによって、「リレー・フォー・ライフ・ジャパンわかやま」が発足し、2014年から毎年この時期に開催しています。 


 私も、NPO法人「いきいき和歌山がんサポート」のメンバーの一人として参加しました。

 このNPO法人は、がん患者と医療者だけでなく、議員、行政、企業、教育関係者の皆さんのと一緒に、がん患者とその家族が元気に過ごせる和歌山を作っていこうと活動を始めました。

 がん患者・家族をサポートするために、患者同士が話せる患者サロンを開催たりし、がん拠点病院内の患者サロン開催の支援も行っています。

 私は、代表者の谷野裕一先生が和医大におられる頃に知り合い、会員にならせてもらい応援しています。

 和歌山でも、いろんなNPO法人ができて、市民レベルで活発な活動ができていることを誇りに思いますし、その輪の中で、自分も活動できることが本当にうれしいです。

漁業資源の調査のあり方について

(農林水産委員会で質問する岸本周平。)

 私たち日本人は、まぐろ、いか、さけなどの水産物が大好きで、一人当たりの年間消費量は60キロ以上と世界でもトップクラスです。

 しかし、海の生態系は複雑ですし、大気や海洋生態系などが数十年間隔で大きく転換します。

 その結果、水産資源の状況も大きな影響を受けます。

 たとえば、マイワシについて、1980年代には年間200万トン以上のマイワシの漁獲量がありましたが、2000年代には2~6万トン台と大きく変化しています。

 そのような大きな変動を背景に、日本のマイワシ資源は漁獲可能量(TAC)制度により管理されています。

 漁獲可能量(TAC)制度とは、マイワシを含め7魚種について、農水大臣が年間の漁獲量の上限を定めて、都道府県ごとに配分し管理する仕組みです。

 その際、漁獲量の上限を決めるために、科学的な資源評価をしなければなりません。

 そのための重要なデータを集めているのが、国立研究開発法人水産研究・教育機構です。
 
 水産資源研究において、漁業調査船による調査は不可欠です。機構保有の調査船9隻、水産庁の調査船1隻の合計10隻が漁獲調査、産卵場における卵、稚魚の分布調査、生息環境の調査などを行っています。

 たとえば、小達和子博士は1950年以降40年間の動物プランクトン試料1万7000本の湿重量を測定しその大きな変動幅を明らかにしました。この試料によって、マイワシの漁獲量の変化なども説明できるなど大きな科学的成果を上げています。

 しかし、調査の現場は、予算の面などではあまり恵まれていません。

 最新鋭の調査船「北光丸」は2004年竣工で乗組員も37人の大型船です。しかし、それ以外の船は古くて小さいものです。予算がないので、経年劣化した船の装備も職員が手作業で直して使っているそうです。

 また、女性の研究員が活躍していますが、調査船では男性が絶対多数であり、最新鋭の船を除くと船内の浴室、洗濯室は1か所しかありません。女性用の時間割り当てがあるそうですが、その時間をはずすとたいへんご苦労されるとのことです。

 普段、国民の皆さんが知ることのない地道な作業を行う分野ですが、水産資源の適切な保存及び管理、調査・研究を推進するために重要な役割を果たしている調査船調査です。

 今後、安全運航に必要な人件費、老朽化した船舶の整備修繕等に必要な予算を確保し、職場環境の整備等に特段の努力を図ることが重要ですので、強く政府に要請していきたいと思います。

外国漁船違法操業への対応

(農水委員会で質問に立つ岸本周平。)

 日本は世界第6位の排他的な経済水域を持っています。

 しかも、日本列島周辺の太平洋北西海域は世界の三大漁場の一つと言われています。

 このような我が国周辺水域や遠洋水域の漁業取締りを実施するために、 水産庁では、本庁及び全国6か所の漁業調整事務所及び内閣府沖縄総合事務局に漁業取締船と取締航空機を配備しています。

 しかし、外国漁船による違法操業の事件が後を絶たない状況が続いています。

 2015年の外国漁船拿捕件数は韓国6件、中国3件、台湾3件の徑12件になっています。

 外国漁船に対する立ち入り検査の件数は同じく111件。 外国漁船によるものと見られる密漁漁具の押収件数は21件などです。

 水産庁は官船7隻、用船37隻の合計44隻体制で取り締まっています。5年前までは官船6隻、用船32隻体制でしたから改善はなされているものの、まだまだ十分な体制とは言えません。

 一方で、尖閣諸島周辺では漁船のみならず公船も来ていますし、昨年問題になった小笠原のサンゴの密猟などにも対応しなければなりません。

 経済事犯であるという前提ですから、漁業取締船に乗り込む漁業監督官の職務権限、装備は不十分です。

 一部の漁業監督官は司法警察職員に任命され、逮捕状執行などができますが、装備はヘルメット、防刃ライフジャケットなどの防具だけです。

 2013年に初めて外国船を拿捕したのですが、無許可操業の中国船は停船命令に従わず、着船して職員が乗り込んだところ逃走。その船を追いかけたわけですが、中国船に取り残された職員はまさに命がけでした。 

 昼夜を問わない無許可漁船等外国漁船の取締りは、肉体的・精神的に負担が多く、漁業監督官の事故や怪我の発生が懸念されます。

 危険が伴う外国漁船等への立入検査や違法設置漁具の回収に際して、現行法で十分ではありません。改正が必要ですが、まずは、警察権を有する海上保安庁との連携を密にしていかなければなりません。

 その上で、悪質、巧妙化、広域化している外国船の違法操業に対し、たとえば、漁業監督官が複数名乗船できる人員を確保することなど安全運航に必要な予算と人員の確保など緊急に環境整備を図るべきです。

私たち政治家は、このように地味ながら重要な政府の仕事にもしっかりと目配りしなければなりません。
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