衆議院議員 岸本周平 Shuhei Kisimoto Official Website

2014年06月

滋賀県知事選挙の応援

(滋賀県知事選で、チームしが事務所前にて、滋賀県議会の今江政彦議員、山本正議員と記念撮影。)

 6月28日土曜日に、滋賀県知事選挙の「三日月大造」候補の応援に行った来ました。

 「チームしが」の街宣車に乗って、マイクを持たせてもらいました。業界用語で「ウグイス嬢」ならぬ「からす」です。草津市、守山市のスポットで街頭演説もしてきました。

 三日月大造候補にはぜひ勝ってもらいたいとの思いで、必死で声を枯らしました。

 三日月さんは、嘉田由紀子知事の「もったいない県政」を引き継ぐために、「チームしが」を立ち上げ、政党に頼らない草の根の選挙運動をしています。

 私も、民主党の国会議員という立場ではなく、一人の友人、元同僚議員として応援しています。

 三日月さんと嘉田さんがつくった「チームしが」の理念は、まず「いのち」を守る「草の根自治の滋賀」を発展させること。そして、すべての人に居場所と出番がある「共生社会・滋賀」をつくること。「滋賀の力」を伸ばし、持続的な「経済と雇用の滋賀」をつくることです。

 同時に、琵琶湖の水を、滋賀の自然を放射能汚染から守る姿勢を貫いています。

 三日月候補の戦い方は、大企業や政党に頼りませんから、ひたすら県内各地をまわり、公民館や公園の芝生の上で、あるいは商店街や居酒屋で、また、鎮守の森の中で、車座でのミニ集会で県民の皆さんの声を聞くことです。

 私も落選中に同じような戦い方をしていましたので、それは苦しいけれども効果があることを知っています。

 その場でお会いしたお一人お一人が応援してくださるようになった時のパワーは、身をもってわかっています。

 三日月候補の必勝をお祈りします。

(街宣車から見た琵琶湖の風景。)

100年安心年金はどうなったか?―その2

(年金で暮らす皆さんが集まる敬老福祉大会であいさつする岸本周平。)

 実は、厚生労働省の官僚が伝えたかったのは、ケースGとHです。この二つは、生産性(TFP)の伸びも0.7%と0.5%と常識的ですし、金利もA~Fとは作り方が違っています。A~Fでは、超楽観的な高い利潤率を基に推計していますが、GとHでは市場金利を使い、3.1%と2.3%と低くなっています。賃金上昇率も1.9%と1.3%とまだしもリーズナブルです。

 その場合にマクロ経済スライドをきちんと適用すると、モデル世帯の所得代替率(現役サラリーマンの収入との比較)は42%と35~37%になります。

 つまり、客観的なデータを前提にすれば、厚生年金の給付額はかなり少なくなります。

 特に、ケースGで、基礎年金は一人分では満額でも現在価格で3万5千円(現行6万4千円)まで減ってしまいます。

 国民年金だけでは、老後の生活には対応できません。

 とても100年安心とは言えません。

 解決策は、大胆な改革を一日も早く行うしかありません。

 まずは、支給開始年齢を弾力化します。今は65歳から支給することを基準に早くもらえば毎月の手取りが減り、遅くもらえば増えます。

 その計算基準の年齢を68歳~70歳くらいまで引上げるべきです。欧米諸国では既にそうなっています。

 さらに、基礎年金は全額消費税でまかなう方式に変えます。

 国民年金の納付率は6割程度ですが、免除の方も増えており、実際は半分以下ですから社会保険の体をなしていません。また、専業主婦は保険料ゼロでも満額年金がもらえるという不公平な仕組みになっています。

 全額消費税でまかなえば、高額所得者には支給しなくてもすみます。社会保険だから金持ちにも払わなければならないのです。

 基礎年金の保険料がなくなれば、個人だけでなく、社員の保険料を半分負担している企業にとっては減税以上にメリットがあります。なぜなら、赤字の企業でも社会保険料は払っているからです。

 1階部分の基礎年金を税金で手当てして、最低保障年金の役割をさせ、2階部分は報酬比例で保険料でまかなう制度はイギリスなど諸外国には例がたくさんあります。

 年金は世代と世代の助け合いですから、一日も早く、改革をスターとさせるべきです。

 公的な年金は働く世代が保険料を払い、そのまま支給に当てますから、インフレに強いのが特長です。

 私的な保険は物価が100倍になったら、値打ちが100分の1になってしまいます。第二次大戦後、生命保険がそうなりました。

 その意味でも、安定的な公的保険は次の世代の若者にとっても有意義なものですから、将来に不安を解消するべく、私たちの世代が少し損をしても早く改革をしなければなりません。

100年安心年金はどうなったか?―その1

(厚生労働省の入っている中央合同庁舎5号館)

 2014年の年金の財政検証の結果が公表されました。

 年金は5年に1回、財政の検証を行います。私が、大蔵省主計局で年金担当をしていた頃は「年金再計算」と呼んでいました。

 私の時は、支給開始年齢を60歳から65歳に引上げる改正にあたり、たいへん苦労したことを思い出します。

 5年前の財政検証の時には、自民党政権で100年安心年金とうたわれましたが、5年経ってどうなったでしょうか?

 財政検証のためには、将来推計人口を基に、物価上昇率、賃金上昇率、運用利回りなどの前提を置いて、100年先の見通しを出します。

 5年前の検証では、3通りのケースをつくりましたが、賃金の上昇率が2.9~2.1%、運用利回りが4.2%~3.9%ととても楽観的な前提だと批判されました。ちなみに、10年前は、賃金2.5~1.8%、利回り3.3~3.1%でした。

 そして、夫婦二人のモデル世帯で、現役のサラリーマンの平均所得の50%以上を年金でもらえるかどうかを検証します。運用利回りを高くしておくと、積立金が増えるので、計算上は50%を超えやすくなるのです。

 5年前に「100年安心」と言えたのは、「マクロ経済スライド」といって、少子化と長寿化に連動して年金の水準を引下げるルールを入れたからでした。

 残念ながら、デフレの状態では、「マクロ経済スライド」がはたらかず、この5年間で財政が悪化してしまいました。

 今回の検証では、何とAからHまで8通りの計算例を出してきました。

 アベノミクスの成功を前提に、超楽観的な前提を置いたケースがAからFまで。賃金上昇率は4.3%~2.5%、運用利回りが5.4%~4.0%と5年前と比べてもあり得ないような高い数字になっています。

 今年の4月の一人当たり賃金は前年比0.4%の上昇率です。10年国債の利回りは足元で0.595%です。

 そもそもの前提となる全要素生産性(TFP)も1.8%~1.0%と置いていますが、1.8%というのはバブル経済の時代の一過性の数字です。

 ここまで、国民をバカにした数字を基に100年安心と言われても、信用できません。

 しかも、金利の方が経済成長率よりも高く設定されています。

 その結果、年金財政は安定しますが、この前提では金利払いが増加し、財政がパンクします。およそあり得ない想定で、無責任極まりないのです。

 日本政府が、ここまで、能天気な試算を出したことはありませんでした。

―その2に続く 

「降りてゆく生き方」とはどんな生き方なのか?

(製作総指揮の森田貴英さんの司会で、主演の武田鉄矢さんのスピーチ@寺田本家。)

 映画「降りてゆく生き方」をご覧になった方、何人いますか?

 監督:倉貫健二郎、 脚本:森田貴英、倉貫健二郎、製作総指揮:森田貴英。配役は主演武田鉄矢の他、沢田雅美、渡辺裕之、苅谷俊介、石田えりなどです。

 武田鉄矢さんが演じる主人公は、外資系ファンドの窓際社員。ラストチャンスで、ある過疎の田舎の土地を買収し、リゾート開発をする責任者に。

 そして、腐敗した市長と癒着し、村人をだまし、着実に成果を上げていきます。

 しかし、大学の同級生が本物の日本酒を作ろうとしていたことや、無農薬無肥料の自然栽培のコメを作っている農家に出会う中で、最後は会社の方針に背き、村を守ります。

 そのため、市長選挙に立候補した同級生の息子を応援し、腐敗した市長に勝ちます。

 これまでの強欲な資本主義への疑い、自然栽培の農業や、酒造りに大事な発酵の本質に触れる中で、「足し算的な上昇志向」だけの人生を捨て、「降りてゆく生き方」を選択するプロセスが描かれます。

 製作総指揮の森田貴英さんの方針で、劇場での上映は一切行なわず、DVDも発売していません。自主上映会をしてくれる方々にのみ上映してもらうというやり方です。

 なので、観てない方が多いはずです。しかし、口コミだけで評判が広まり、全国上映の回数はすでに300回以上。

 この週末、6月21日(土)、22日(日)の二日間、千葉の下総神崎で5周年の記念上映会とトークセッションが行われました。

(武田鉄矢さんはじめ、「降りてゆく生き方」の聖者の皆さんのトークショー。)

 森田さんは弁護士で、私が経済産業省のメディアコンテンツ課長時代以来の友人です。この映画の上映会にいつも誘われていたのですが、週末が多くて地元日程が調整できず、今回初めて観せてもらいました。

 金曜日の晩から、下総神崎にある、映画のモデルになった造り酒屋「寺田本家」に集合、主演の武田鉄矢さんはじめ関係者と合宿のような感じでイベントがスタート。

 翌日のトークショーには私も出演させていただきました。

 森田さんたち、製作陣が全国を廻り取材した人々の生きざまを基に脚本が作り上げられたのですが、その対象の「奇跡のりんご」を作った木村秋則さんや、「べてるの家」の向谷地生良さんはじめ、「降りてゆく生き方」の聖者のような皆さんが集結。

 ほんとうに、異様な時空間に身を置くことになりました。

 この異常な体験は、一言では語れませんが、イベントの隠されたテーマは「発酵」であり、自然栽培農法や障がい者の皆さんとの共生などを実践しているメンバーとの出会いは刺激的でした。

 ぜひ、一人でも多くの方にこの映画を観ていただいて、自分の「降りてゆく生き方」を考えていただきたいと思います。

 映画の「コンセプト」について、森田さんたちの考えをまず読んでみてください。

(寺田本家の蔵で、合宿の晩ごはん風景。)

民主党の代表選の推薦人を半分にしたらどうだろう!―その2

(民主若手議員5人で大畠幹事長に代表選要件緩和申し入れを行った後のぶら下がり記者会見)

 沈滞した民主党の党内活性化を目的に、代表選挙の推薦人を20人以上から10人以上に変更するための署名集めを始めたことはこのブログでも書きました。

 今日、集まった署名を手に、1期生、2期生の仲間と一緒に、大畠幹事長のところに伺い、党内活性化の方策について意見交換をしてきました。

 当初20分の約束だったのですが、私たちの意見をじっくり聞いていただき、大畠幹事長からも、民主党結党時代からの熱い思いを聞かせていただく中で、1時間10分もディスカッションができました。

 まず、重要な事項を決定できない民主党への危機感を共有することができました。

 また、右傾化した自民党安倍内閣に対して、センターに軸足を乗せて、民主中道の旗幟を鮮明にすることの重要性を訴えてきました。

 また、閣僚経験者の皆さんには、夏の間に地方行脚をしていただき、一致結束している姿を国民に示すことのの重要性も申し入れしてきました。

 党の再生に当選回数は関係ありません。私たちは、泥舟の野党再編にいたずらに右往左往せず、王道を歩みます。

(ぶら下がり記者会見の模様)

 ちなみに、NHKのニュースでは、次のように報道されています。

 『民主党の有志の若手議員が、18日、大畠幹事長に対し、党の代表選挙の立候補要件について、現在は20人以上が必要となっている推薦人を10人以上に緩和するよう、党所属国会議員のおよそ5分の1に当たる賛同議員の署名を添えて、申し入れました。

 民主党内では、有志の若手議員が、党の活性化を図るためには、より多くの候補者が代表選挙に立候補できる環境を整えるべきだとして、現在は20人以上が必要となっている推薦人を、次回から10人以上に緩和するよう求める署名活動を行っていました。

 そして岸本周平衆議院議員ら5人の若手議員が、18日、大畠幹事長に対し、党所属国会議員のおよそ5分の1に当たる23人の賛同議員の署名を添えて、「党が変わったということを明確に示すためにも実現に向けて取り組んでほしい」として、代表選挙の立候補要件を緩和するよう申し入れました。

 これに対し大畠幹事長は、「自分としては、推薦人は20人以上がよいと思っているが、党の役
員会で必ず議論する」と述べました。

 このあと岸本氏は記者団に対し、「党内にある代表選挙の前倒し論とは関係がない。党の停滞感や次の衆議院選挙への危機感について、大畠幹事長と思いを共有できたと思っている」と述べました。』
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