衆議院議員 岸本周平 Shuhei Kisimoto Official Website

2014年02月

第48回スーパーマーケット・トレードショー2014

(スーパーマーケット・トレードショー会場の和歌山県ブース)

 今日は、東京ビッグサイトで開催中のスーパーマーケット・トレードショーに行ってきました。毎年、会場内の和歌山県ブースの出展企業の応援に行ってます。

 今年は、18の事業者や農協が出展し、ブースも大きくなっていました。毎年、和歌山県の食品産業のパワーがアップしていくのを見てきています。

 県庁も早い段階からバックアップ体制を取っており、成功事例の一つと言えます。

 比較的、紀南地方の参加者が多いのですが、和歌山市内からは「世界一統」さんが、梅だけではなく、桃、柚子、甘夏、八朔、苺などの和歌山県産の果実を使ったリキュールを出品されていました。ストレート、ロック、ハイボールなどの他、凍らせてシャーベットにしてもおいしいそうです。

(「世界一統」さんの展示の前で記念撮影。)

 すさみ町のイノブタのハムや、高野山のゴマ豆腐などの食品もあって、各展示で試食していくと、けっこう満腹になりました。「ごちそうさん。」でした。

 同時開催の「デリカテッセン トレードショー2014」では、和歌山県のスーパーマーケット「オークワ」さんの「太刀魚串」が「地産地消特別賞」を受賞。和歌山の食材太刀魚を骨抜きした素材で勝負したのが良かったそうです。

 昨日から明日までの3日間の日程で、行われていますが、すごい人出でした。

 和歌山県の食品産業の底力を痛感しさせていただきました。

(「デリカテッセン トレードショー2014」で「地産地消特別賞」を受賞した「太刀魚串」。)

霊現寺の厄除け行事

(霊現寺の厄除け行事)

 和歌山市内の霊現寺では、毎年2月上旬に、厄除けの行事が行われます。

 住職の佐古敬造先生のご指導の下、修験者が護摩を焚き、火渡りの秘術を行います。毎年、修験者さん達も必死の思いで火渡りをされていますが、時には足にやけどをされることもあるそうです。

 確かに、横で見ているだけでも迫力満点ですから。

 その後、安全な状態にしてから、老若男女が歩いて厄除け祈願をします。

 毎年、大勢の信者さんが参加されます。

 その後、恒例の餅まきをしますが、厄除け祈願をした方々に加え、和歌山市内から大勢の市民が参加。規模はおそらく和歌山市内では最大の餅まきだと思います。

(やぐら二つを使って、総代さんと一緒に餅まきをします。)

 お餅の量も半端ではないので、餅まきの翌日は筋肉痛になるほどです。

 参加者が多くても、お餅が多いので、皆さん、用意したビニル袋一杯のお餅を持って帰られます。

 それでも、転んだり、お餅が直接頭に当たったり。けっこう危ないところもあります。

 投げる方も、背広の上から法被を着ても、お餅の白い粉で背広の上下が真っ白になります。

 毎年、投げていますので、常連さんからは、「岸本先生、こっち、こっち!!」とか、「周平さん、こっちにも投げてやあ!」と声がかかります。

 公平を旨とはしますが、声がかかればついそちらに投げてしまうのは人情ですね。

 霊現寺の厄除けが終わると、一冬を越した気分がいたします。

 まだ寒い日が続くと思いますが、後は、「春よ来い!」との思いで過ごします。
 

民主党の党大会―ハウステンボス澤田秀雄社長講演

(民主党の党大会で基調講演をするハウステンボス社長の澤田秀雄さん。)

 2月8日(土)、9日(日)の二日間、福島県郡山市で民主党の党大会が開催されました。

 東日本大震災の復興、特に原子力発電所の被害を受けた福島の復興が最重要な課題であるとの思いで、今年の党大会は福島の地が選ばれました。

 初日の土曜日は、憲法調査会など6基本調査会と福島復興委員会を中心に勉強会が持たれ、夜はハウステンボス社長の澤田秀雄さんの基調講演を聞きました。

 翌日曜日は、従来通りの党大会が開催されました。

 澤田社長は、旅行会社のH.I.Sの創業者(現会長)で、有名な起業家ですが、企業再生の名人でもあります。18年間、赤字続きのハウステンボスをあっという間に黒字転換し、長崎県の雇用の活性化に貢献されました。

 企業再生と政党の再生とは同じものではないでしょうが、澤田社長のお話は大いに参考になりました。

 私は、10数年来、勉強会を通じて澤田社長に親しくご指導をいただいており、昨年もハウステンボスに澤田社長を訪ねたばかりでしたが、正面切ってハウステンボスの再生話を聞いたのは初めてで、感動しました。

 18年間赤字続きでボーナスも出ない会社の社員は、いわば負け癖がついていたのだそうです。

 そこで、澤田社長は社員の皆さんに三つだけお願いをしたとのこと。

(ハウステンボスの園内)

 まず、「始業前の15分間で良いので、掃除をしてください。私も掃除します。」とおっしゃった。これまでの経験で、良い会社はすべてきれいだという確信があったそうです。

 次は、業績が落ち込み失敗が続くと、どうしても暗くなって自信を無くし、最悪の循環になってしまうので、「ウソでも良いから、明るく元気に!」してくださいと。

 最後は、「2割経費をカットして、2割売り上げを増やしましょう。」と。

 ハウステンボスは、過剰設備投資だったので、敷地の3分の1をフリーゾーンにして、お金の取れる場所を小さくして効率を高めたそうです。社員さんで経費カットに貢献できない方には、「園内では、少し早く歩いてください。」とお願い。敷地が広いので、早く歩くだけで経費節減になります。

 売り上げ増は、まず「花の王国―百万本のバラ園」と、冬は「光の王国ー世界一のイルミネーション」で、オンリー1、ナンバー1戦略。入場者はすぐに1.5倍に。

 確かに、オンリー1戦略やナンバー1戦略、さらには、「ウソでも良いから、明るく元気に!」は、政党の再生にも使えるかもしれません。

 しかし、感動したのは、澤田社長の誠実なお人柄や生来の明るさが伝わってきたことです。話しの中身もさることながら、リーダーとしての人間力が再生のキーポイントだなと理解しました。

 リーダーも重要ですが、フォロワーがリーダーを育てる部分もあるでしょうから、党大会の基調講演としては意義深いものでした。

(大雪の郡山市内) 

アベノミスクの本質は何か

(慶応義塾大学ビジネススクール小幡績准教授)

 今日は、慶応大学ビジネススクールの小幡績准教授との勉強会でスタート。小幡先生は、財務省の後輩ですが、クールな正統派経済学者です。マーケットにも詳しいので、ブログなどを拝読しいつも参考にさせてもらっています。

 今日は、2014年の経済や金融市場の見通しに関して、意見交換しました。

 小幡先生の見立ては、2014年は停滞と退屈の年。財政赤字や貿易赤字のリスクは溜まっていくが、何とか持つのではないか。問題はむしろ2015年だということです。

 また、日米の金融当局は市場におもねらないので、あくまでも実体経済を中心に政策を展開するだろう。今の市場の乱高下はマーケット参加者の自作自演だと冷静な分析をしていました。

 その中で、アベノミクスへの評価と言う点で意気投合しましたので、ダイジェストしておきます。

 第1に、リーマンショック後の行き過ぎた悲観論に対する「ショック療法」としては、成功したことを認めます。過度な円高の修正と、安過ぎた株式市場の修正は評価すべきです。

 株価については、16兆円の外人投資家の買い越しと、日本の機関投資家6兆円、個人投資家9兆円の売り越しによってできた高値なので、どう評価するかは別として、ショックを与えたことは認めるべきでしょう。

 第2は、アベノミクスは、要すれば「ポピュリズム」であり、コスト先送りの金融政策と需要先食いの財政政策ならば、目先は誰も困りません。その「時間稼ぎの間に、第3の矢の成長戦略」とは言ううものの、規制改革も不十分で、その効果は不透明です。

  第3は、「日本を取り戻す」というスローガンの通り、これまでの古い投資主体や経団連的な輸出主体の製造業、さらには賃金アップの恩恵を受けられる大企業の正社員といった、既得権益への利益誘導だという点です。

 新しいイノベーションを起こして、日本の産業構造を変えるのではなく、これまでの経済主体の寿命を10年伸ばすことが目的化しています。

 確かに、短期的な政策としては効率の良いやり方かもしれませんし、選挙対策上も賢明なやり方でしょうが、財政赤字と貿易赤字のリスクが高過ぎます。

 魔法のような成長戦略を政府が行うことが難しいという「不都合な真実」を直視して、まずは財政規律を取り戻すことが、アベノリスクの高まる2015年対策なのではないでしょうか。

 

円安なのに、なぜ輸出が増えないのか?

(吹雪の国会議事堂)

 アベノミクスの効果もあって、円安が進行してきました。もちろん、一昨年からユーロ圏の危機の一服や米国の経済が回復しつつあることで、安全資産と見られていた円からユーロやドルへの資金シフトが背景にあったことが最大の原因だと思います。

 円安になれば輸出が増えるから、日本の景気は回復するという「物語」が期待されましたが、これまで輸出はふえるどころか数量ベースではマイナスが続いています。

 円安で、輸出企業の採算は良くなりますし、海外の子会社の利益は円建てでは増えて見えますから、収益が回復し、株価が上がるという「物語」はその通りになりましたが、これからもそれが続くかどうかは疑問です。

 まず、今の円安水準は、名目ならそこそこと言えますが、実質実効為替レートでみると2000年代半ばの超円安の時代よりも下回っています。1980年代の円安水準にまでなっていますから、これ以上円安になったり、円安が長期固定化するとは考えられません。

 だからこそ、円安になったからといって、海外にシフトした生産拠点を日本に戻すような経営者は、今回は見当たりません。

 2000年代半ばの超円安時の家電メーカーは国内に生産拠点を回帰させ巨額の設備投資をしました。その後、円安が修正された後、商品の競争力不足もあって、家電メーカーはたいへんな目にあいました。この時の経営判断の失敗を、他の産業の経営者は忘れていません。

 そもそも海外で生産することはコスト面からの要請だけでもなかったのです。自動車産業が典型ですが、マーケットの近くで生産する方が、市場のニーズに合わせやすいしクレーム対応も迅速にできるメリットがあるから、海外に出て行ったのです。

 円安の後、輸出が回復するまで時間がかかる(Jカーブ効果)から、まだ判らないよという人もいますが、以上のような理由でいくら待っても輸出は回復しないでしょう。今後、新興国の景気が落ち込む予想ですから、外部環境もよくありませんし。

 日本経済にとっての問題は、円安が修正された後の輸出産業の経営者が、イノベーションを起こして国際競争力のある高く売れる商品の開発に向かわずに、賃金カットや非正規雇用の拡大などのコストカットに走ったことです。

 付加価値を上げる競争ではなく価格切り下げ競争を行い、勤労者の賃金を下げてデフレを助長したことが大問題だったのです。

 安倍内閣は、労使で決めるべき賃金水準にまで介入してベースアップをしろと言っていますが、これまでの企業経営のトレンドからして一時金はともかく、ベースアップまではなかなか難しいのではないでしょうか。

 ただし、昨年度に続く今年度の補正予算5.5兆円のバラマキなどのおかげで、公共事業主体で経済成長は底上げされています。

 財政再建を犠牲にして、次の衆議院総選挙まで、毎年、景気対策と称して財政のバラマキをするならば、失業率が下がって、賃金が上がったり、正規雇用が増えていく可能性も否定できません。

 しかし、そのことは国債金利の上昇を招き、アベノミクスの出口戦略を一層難しくさせることにつながります。

 派手さはありませんが、製造業には付加価値の高い商品への移行を促し、雇用面では、非正規でも同一労働同一賃金が与えられるような地道な政策をコツコツ行っていくべきでしょう。

 円安でも輸出が増えないことで、そろそろ目を覚ましませんか。アベノリスクについて。
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