衆議院議員 岸本周平 Shuhei Kisimoto Official Website

2013年07月

参議院選挙の敗北を受けて

(敗戦の弁を語るすずきかん候補)

 参議院選挙が終わりました。

 民主党は予想通りの大敗北となり、私が応援した東京、すずきかん候補、大阪、梅村さとし候補の選挙区候補も議席を守ることができませんでした。お二人とも素晴らしい政策通の政治家ですから、日本の政治シーンにとって、大きな損失です。力不足を痛感しました。残念です。

 何より、地元和歌山選挙区に候補を立てられなかったことは、返す返すも残念ですし、お詫びのしようもありません。

 これから、敗戦の要因を徹底に分析しますが、昨年末の衆議院総選挙と同様に、3年4か月の政権担当時における「期待を裏切った」ことへの失望感や、党内のゴタゴタについての嫌悪感などが基本にあったと思います。

 その上で、アベノミクス批判をするにも、それに代わる新しい経済政策の理念を提示できなかったことなど、争点を絞り切れなかったことも大きかったのではないでしょうか。

 憲法改正に対する姿勢の違いや、原発再稼働問題なども、争点にしきれませんでした。

 私のどぶ板感覚では、有権者は、やはり景気に対して期待をし、まずは経済政策に関心があります。難しい抽象的な話は、どうしても、心に響きません。

 株価が上昇し、何となく景気回復への期待感が高まっている時に、その期待に水をかけることは難しいことです。

 むしろ、バブル経済を起こし、強欲な金融資本主義を基礎にしている自民党の政策に対して、勝ち組や負け組をつくらない、たとえば「公益資本主義」のような新しい経済理念を構築して、民主党としての景気対策を示さなければなりません。

 与党の一人勝ちで、惨敗した野党は、民主党だけではなく、おそらく再編成に向けて右往左往する政治家が出てくるような気がします。

 しかし、党を変えたり、党首を変えることよりも、よって立つ明確な理念をつくることがまず先です。

 穏健な保守、中道保守、リベラル保守、言葉の使い方はともかく、右に片寄らず、左に片寄らず、英国のブレア政権のような「第三の道」を模索する政党を育てるしかありません。

 私は、軽挙妄動することなく、少数でも良いので、しっかりした政策理念を打ち立てる活動に専念する覚悟です。

 いばらの道が続きますが、政権交代可能な二大政党政治の実現のために、安定したサラリーマン生活を捨て、落選してもあきらめなかった私です。失うものはありません。

 巨大な与党が、万が一にも暴走するような時には、止めなければなりません。アベノミクスが失敗し、国債市場が破たんするような国難が起きた時にも受け皿となる、健全野党が必要です。

 そして、必ず、再び政権交代を実現し、日本の民主主義を熟度の高いものにしていくことこそ天命であると信じて活動を続けます。

憲法96条の改正に思う

(夏祭り)

 参議院選挙の争点の一つである憲法96条の改正について考えてみます。

 憲法96条は、憲法の改正手続きを決めた条文です。

 現行憲法では、改正は各議院の総議員の三分の二以上の賛成で発議し、国民投票でその過半数の賛成を必要とします。

 自民党の憲法草案では、総議員の三分の二以上の要件を過半数に改める提案となっています。

 賛成の立場からは、「国民の過半数が改正したくとも、国会議員の三分の一が反対したら、憲法改正できないのはおかしい。」とか、「改正への高いハードルがあったから、そもそも憲法論争が深まらなかった。」などの意見が寄せられます。

 なんだか、一見もっともらしく聞こえますが、「憲法」というものをまったく理解していない考え方だとお思います。

 このブログでも書きましたが、「憲法」とは、国民をしばるものではなく、国家なり、国家の権力者をしばるものです。これが「立憲主義」の魂です。

 国民投票は直接民主主義です。国民が直接、意思決定をすることは民主主義のあり方として正しいことです。しかし、過去の歴史は国民が熱狂し、誤った判断をすることがあることも教えてくれます。

 ヒットラーはワイマール憲法の下で、民主的に選ばれ、国民投票を多用して権力を強めていきました。ですから、戦後、ドイツでは一度も国民投票は行われていません。

 一方で、憲法改正手続きにおける、国会の発議は、間接民主主義であり、国民投票へのブレーキでもあるのです。熱狂的になって、直接民主主義が暴走しないための安全装置なのです。

 憲法改正の発議に国会議員の三分の二以上の賛成が必要だとすると、選挙で歴史的な大勝利を収めない限り、政権与党単独では発議できません。

 そうなると、野党も賛成できる、国民にとって本当に必要な改正しか提案できないことになります。

 アメリカやスイスなど、日本以上に改正手続きが硬性の難しい国で、憲法改正が行われていますが、与野党のイデオロギーにはかかわらず、改正すべきものが改正されています。

 憲法99条は、天皇、摂政、国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員に憲法尊重義務を課し、しばっています。憲法は国民をしばるものではありません。

 国会議員も「権力者」ですから、三分の二以上の賛成を必要として、時の政権や政治状況によって、国の基本法である憲法をふらふらと動かさないようにしているのです。

 この意味での「立憲主義」をないがしろにするような、安易な改正手続きの容易化には、冷静に反論をしていかなければなりません。

三連休!



 夏休み前の三連休。数多くの神社では、夏祭り。

 子どもだけではなく、大人も何となく浮き浮きする心持ですね。

 参議院選挙中なので、三連休中は比例代表の候補の応援に走り回りました。

 その合間に、夏祭りのはしごも。



 和歌山には古い神社が多く、氏子さんたちも誇りに思って、恒例の夏祭りを盛り上げます。
 
 お祭りを滞りなくするには、神社や宮司さんだけではどうしようもありません。氏子総代さんをはじめ氏子のみなさんの心が一つになってこそのお祭りです。

 そのあたりは、選挙と同じだなと感じます。



 候補者や政党だけでは勝てません。後援会の皆さんやボランティアのスタッフの皆さんのお心を一つにしなければ勝利できないですね。

 参議院選挙も終盤になってきました。

 民主党にとっては、厳しい逆風の戦いですが、夏祭りにあやかって、スタッフ全員の心を一つにして頑張ります。

 今日から、再び、東京選挙区のすずきかん選対に入っています。

寺島実郎先生講演会

(寺島実郎先生講演会の模様)

 今日は、不肖私の57回目の誕生日。

 日々の政治活動に奔走していますと、あっという間に時間が過ぎ去り、立ち止まって自省する機会も少なくなります。

 その意味では、感慨は特にありませんが、誕生日の節目には「来し方行く末」を考えるべきかもしれません。

 とは言うものの、今は参議院選挙中で、東京や大阪選挙区などの応援に飛び回っておりますので、なかなかそうもいきません。

 今日は、東京の勉強会などでご指導いただいています寺島実郎先生が来和。

 三井物産で直属の部下であられた(株)セイカの竹田純久社長のおかげで、小さな勉強会を持ちました。

 選挙期間中でもあり、全くの非公開で少人数の会となりました。本来、お声がけすべき皆様にも不義理をしましたが、選挙運動と誤解されてはならず、本当に失礼しました。

 寺島先生は、従来から「強欲な金融資本主義」には警鐘を鳴らされていましたが、アベノミクスによる株価引き上げの背景を説明の上、そのリスクを指摘されていました。

 昨年の10月以降今日まで、外国人の買い越しが約10兆円。その反面、日本の個人投資家と機関投資家はほぼ同額を売り超しています。

 つまり、ヘッジファンドなどの外国人投資家が、投機のために流動性の高い大型株を買い、日本人投資家はこれ幸いと株を売って益出しをしている構図です。

 日本人自身が日本経済の将来を買っていない現実を直視すべきだとのことです。

 当然、外国人投資家も売り逃げるタイミングを図っているでしょうから、株価幻想に振り回されないようにと忠告されていました。

 一方で、企業物価指数は、この半年で、原材料が2割増、中間財が4%程度の上昇。消費材も2.5%上層。円安などによる原材料の高騰をすべて転嫁できていないものの、確実に消費者物価は上がっていきます。

 しかし、勤労者の手取りは、いまだに前年比でマイナスです。

 統計を基にした寺島先生の解説は説得力のあるものでした。

 この選挙後には、与野党関係なく、日本経済の実態をよくよく分析し、対応の誤りなきを期さなければならないものだと確信しました。
 

 

参議院選挙は続く

(楽天の三木谷浩史社長、すずきかん候補と)

 今回の参議院選挙から、インターネットが解禁になりました。

 当たり前と言えば、当たり前で、先進国の中では、遅いスタートとなりました。

 これまで、実際にインターネット選挙に携わった感覚では、個人演説会場の告知やイベントの周知徹底には、一定の効果を上げています。

 FacebookやTwitterなどのSNS内での反応も悪くはありませんが、予想よりは低調な気がします。民主党への期待が少ないことも要因の一つです。

 しかし、人気のある政党でも、規模感が10万人程度ですから、有権者全体からすると、SNSの利用者が少ないことが要因だと思います。

 もちろん、若者たちが、インターネット選挙をきっかけに、政治に興味を持ち、投票に行ってくれればベストです。

 そこは、ふたを開けてみないとわからないというのが本音です。

 私の三回の選挙の経験からすると、投票所に行っていただき、「岸本周平」と書いてもらうためには、「感動」とか「共感」などの有権者の方々の心の琴線に触れなければなりません。

 インターネット上で、「感動」をしていただくことは、相当難しいと思います。

 まずは「関心」を持っていただけるかどうか、、、、。

 韓国やアメリカでは、インターネット選挙が若者を巻き込み、投票行動に影響を与えました。

 インターネット先進国だからでしょうか?

 うーん。試行錯誤が続きます。

(六本木ヒルズから見た東京タワー)

 
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