衆議院議員 岸本周平 Shuhei Kisimoto Official Website

2011年04月

いつまでもあると思うな、親と、、、年金積立金?!

 今日、衆議院本会議で第一次補正予算と関連法案が可決しました。明日から、参議院で審議され、5月2日には成立の運びです。


 第一次補正予算では国債の発行がありません。財政規律を重んじるとの政府の説明です。もっとも、財政投融資債は予算の枠内とは言え、追加発行しています。市場では、国債に変わりありませんので、いささか舌をかみそうですが、、、苦笑。


 ともかく、、、赤字国債を出さないものですから、財源が足りません。そのために、年金の国庫負担を3分の1から2分の1に増やすための積立金の取り崩し財源(埋蔵金)を今回の補正に回すことにしています。苦しまぎれの帳尻合わせです。典型的な財務省主導のやり口です。私は反対でしたが、党の立場では何ともなりませんでした。


 本来、この財源は税制改革でまかなう約束でしたが、自民党政権時代から、埋蔵金でごまかしてきています。この点も大問題。


 金額は約2兆5千億円です。この財源を二次補正までにどうするか与野党で協議することも、三党政調会長申し合わせに入っています。


 確かに、いますぐに増税できる地合でない以上、何とかしてつないでいく智恵を出すしかありません。


 しかし、実は今、公的年金は保険料よりも年金受給者への支払いが上回るようになっています。


 仕方がないので、2011年度では年金積立金を約6兆4千億円取り崩す予定です。10年度もほぼ同額取り崩していますし、09年度は約4兆円取り崩しています。ちなみに、1994年から5年間、一般会計の財源不足のため、年金積立金を取り崩しています。その際の元本3兆804億円はまだ返されていません。


 昨年末で年金の積立金は116兆円になっています。たくさんあるように見えますが、「過去勤務債務」と言って、既に、保険料を払っている人に将来払う義務のある年金額は数百兆円になっています。ある意味、「債務超過」なのですが、これは将来の保険料が担保ですから、一応ツジツマはあっています。将来の世代は莫大な保険料を払わないといけませんが、、、、。


 ともかく、仮に、2兆5千億円工面して年金に入れても、いわば「焼け石に水」です。


 つまり、年金の支払い水準が高過ぎるのです。


 単純な算数です。今、社会保障と税の改革議論をしていますが、まずは、年金の支払い水準を引き下げることが大前提になります。これは政治家の仕事です。これ以上、保険料を上げられませんから、税金を高くしてそれで年金の支払い水準を維持するとしても、若い世代から搾取することには変わりありません。


 8人で1人の年金を負担する「賦課方式」で設計された年金制度が、少子高齢化でこれから2人で1人を支えることになるのです。


 もう逃げ道はありません。年金額を大きく減らせないなら、支給開始年齢を変えるしかありません。欧米では、年金の支給開始年齢は67〜68歳です。日本も、今から議論を始めるべきです。

49年ぶりのゴールデンウイークでの国会審議!


(和歌浦ステューデントジャズフェスティバルで挨拶する岸本周平。)


 今日は、連休初日。


 昨晩、衆議院本会議終了後、羽田からANA便に飛び乗って、関西空港経由で帰和。


 今朝は、午前5時から「朝起き会」に参加。眠いです、、、。朝ご飯食べて、8時から和歌山城の清掃ボランティア。


 10時から連合和歌山のメーデー。11時半から、第6回和歌浦ステューデントジャズフェスティバル。


 このフェステバルは中学、高校のブラスバンド部がビッグバンドジャズの演奏をします。映画「スイングガールズ」そのまんまです。私は、第1回目から、顧問で参加。青空の下、片男波野外劇場での演奏は和歌山の風物詩に。


 そして、お昼のANA便でとんぼ返り。午後5時半からの政策調査会の役員会。ここでは、第二次補正予算に向けての財源問題等の民・自・公の政調会長申し合わせ文章に関して承認。財金部門会議の役員として内容に関わっていましたので、出席しました。


 明日は、午前中財務金融委員会。午後本会議で第一次補正予算とその財源確保法案の採決です。


 大型連休中に国会が開かれるのは49年ぶりとか。震災対策が急がれる以上、止むを得ません。


 今後、第二次補正に向けて、まず、子どもに対する手当ての制度や高速道路料金割引制度をはじめとする歳出の見直しが与野党間で話し合われます。私は、国難とも言える大震災対応なので、必ずしも「マニフェスト」にガチガチにしばられるべきではないと考えます。


 財務金融委員会としては、法人税減税などを内容とする平成23年度税制改正法案を通さねばなりません。復興財源は必要ですが、法人税減税は予定通り実行すべきと考えます。むしろ大震災後の景気活性化のために、5%引き下げではなく、10%引き下げるべきです。


 そして、何より、特例公債(赤字国債)37兆円を発行する権限を政府に与える法案です。国庫の資金繰りだけでは、夏までしか持ちません。政府のサービスがストップしてしまいます。


 そして、大震災の復旧、復興の財源をどうするか?私の考えは前にブログで書いたとおりですが、党内でも与野党間でもオープンに大いに議論して、結論を得るべきです。政争の具にせずに、政策論争をするのは大歓迎です。


 http://blog.goo.ne.jp/shu0712/e/7d2ccdbc7e1a633b09511525701d1665


 さらに、年金財政に対する信頼確保のためにも、社会保障と税制改革の一体的な検討を超党派で行うべきです。


 連休明けから、またもや忙しくなりそうです。

佐藤栄佐久前福島県知事


(パネルデスカッションの模様。左から、下村満子さん、佐藤栄佐久前福島県知事、田原総一郎さん&岸本周平。)


 昨日、パネルデスカッションに出演しました。メンバーは下村満子さん、佐藤栄佐久前福島県知事、田原総一郎さん&岸本周平。


 佐藤前知事は、福島県知事を5期18年務め、06年に収賄疑惑で辞職、逮捕されましたが、無罪を主張し検察と戦っておられます。在職中から、政府の原子力政策に異を唱え続けてこられました。


 「特に、福島原発でのプルトニウム(使用済燃料から再処理により回収される核燃料)を使った発電には最後まで反対。知事が交代してはじめて、プルトニウムを使うことが可能になった。


 そのプルトニウムを使ったMOX燃料(プルサーマル)が今回の第1原子力発電所の第3号機で使われていることは、事故当時マスコミに報道されることはなかった。」


 今では、種々報道されています。http://www.j-cast.com/tv/2011/03/18090779.html


 このパネルでは、田原さんがインタビュアーになって、もっぱら佐藤前知事のコメントをお聞きすることになりました。下村さんからはマスコミの報道の問題点、私からは、原子力安全委員会と資源エネルギー庁原子力安全・保安院の関係など事実関係をコメントしました。たとえば、東電が先日発表した「工程表」は保安院はチェックしたが、安全委員会はまったく関与していないことなどです。


 使用済みの核燃料を再処理し、核分裂性物質を抽出し、これを再び、核燃料に使うという一連の循環過程を核燃料サイクルと言います。高速増殖炉という技術を使って核燃料サイクルを行うと資源の節約になるということで、日本でもその実証炉を着工する予定でしたが、現在、まったく目処が立っていません。フランスでは1997年に実証炉計画そのものが断念されています。


 佐藤前知事は、「当初、原子力発電そのもに反対ではなかったのだが、「原子力発電所における自主点検作業記録にかかる不正問題」への政府の対応が不誠実だったために、徐々に原子力政策に不信感をいだくようになったのだ。」と上記の説明を交えながら淡々と語っておられました。


 参加者も多くの質問を投げかけて、予定の時間を大幅に超過して、パネルはお開きになりました。


 なお、被告人の立場の佐藤前知事をパネルにお呼びしたのは、このブログで私がいつも書いているように、裁判が終結するまで「無罪の推定」がありますので、何ら問題ないという主催者側のコンセンサスに基づくものです。

優良放送番組推進会議


(月尾嘉男東大名誉教授と。講演する岸本周平。) 


 今日は、午前8時から「優良放送番組推進会議」に出席。


 この団体は、放送のスポンサー企業が集まって、「優良放送」番組を増やすためのアンケート調査や啓蒙活動を行っています。現在、46社の会員企業で構成。


 事務局長は東京大学名誉教授の月尾嘉男先生。http://www.tsukio.com/main.html


 月尾先生とは古いお付き合いで、若い頃から政策の勉強会などでご一緒していました。月尾先生が郵政省の総務審議官になられた時も、霞が関改革の仲間として活動しました。さらに、、、、「清流塾」の塾員としてもご指導いただいていました。


 「清流塾」は日本全国のきれいな川でカヌーを楽しむ会です。月尾先生はカヤックーの頂点である「ケープ・ホナー」を達成されている達人。


 私は和歌山県の古座川清流塾で何度か教えてもらいました。もう10年も前のことですが、、、、苦笑。


 その後、落選して浪人中にはなかなかお目にかかることもかなわず、ご無沙汰していまいしたので、ほんとうに再会できてうれしかったです。


 会員企業の広報部長さんたちが大勢出席されていましたが、テーマは「クロスオーナーシップ規制について」。


 クロスオーナーシップ規制とは、放送局と新聞社は共にパワーのある巨大メディアなので、それぞれ資本関係を持つことを禁止するルールです。


 先進国では、当然のルールで、アメリカでも当初の行政指導から、1970年代に法律で禁止されています。


 日本では、歴史的な経緯から、5大新聞―5大テレビ局の資本系列が確立しています。国民は、誰もそれを不思議だとは思っていません。


 10年前のブッシュ政権時代に、このクロスオーナーシップ規制をゆるめるような決定をFCC(連邦逓信委員会)が行いました。当然、議会や消費者団体が大反対をし、大デモ行進があり、大騒ぎの末、訴訟でこの決定は撤回されました。


 そして、、、この報道は日本国内ではほとんどありませんでした、、、、。


 なぜなら、日本の状態が異常であることを国民が知ることになりますから。寝た子を起こすな、、、です。


 以前、このブログでも書きましたが、自己防衛のためには海外のメディアの記事をインターネットで読むしかありませんね。

統一地方選挙終了

 昨日、和歌山市議会議員の選挙が終わりました。


 定数38に候補者が45人。民主党は公認2名、推薦1名で戦いました。結果、3名の全員当選。


 公認の候補は二人とも、30歳台の現職。一人は、元衆議院秘書。もう一人は浪人中の私の秘書。その意味では、どちらも、政党人のたたき上げです。


 一人は補欠選挙で一期目当選ですが、二人とも二期目の挑戦でした。


 それぞれに、友人、知人を中心にする手作りの選挙にプラス、連合傘下の組合の手分けしての応援をもらいました。


 一人は街宣車も使わず、自転車のみで。若くて、お金がなくても、志だけで、市議会議員として活動できるという良いお手本となってくれました。


 まだまだ、民主党の地方議員は少なくて、今回、私の選挙区では、かつかつ現状維持が精一杯でしたが、4年後の統一地方選挙では、彼らのような利権政治に真っ向から立ち向かう市民目線の候補者をできる限り大勢擁立したいものです。


 今回の和歌山市議会選挙でも、無所属新人で、女性候補や中学の校長先生を引退したシニアの候補、元ラジオ局アナウンサーの市民候補など、新しい息吹を感じる候補者が当選しました。


 その他、私の応援をしてくれている無所属の友好議員さんたちが全員当選。


 6年前に私が和歌山に戻って、徒手空拳の政治活動を始めてから、ある意味、すがすがしい市民感覚の議員さんが、続々と誕生しています。


 お金がなくても、「志」だけで政治家になれる。


 新しい政治風土をもっと確実なものにしていくよう、努力していきます。

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