衆議院議員 岸本周平 Shuhei Kisimoto Official Website

2009年06月

和歌山大学の学生さんへのお答えーその4

 これで最後です。

 質問:補正予算で新たに10兆円を使えるとしたらどう使いますか?

 その4.

 そして、私なら、「何をどう改善するかはその地域に任せて考え施行させる。」という方法をとります。いわゆる「ばらまき予算」ではなくて、コンペ方式で競ってもらいます。

 つまり、具体的なプロジェクトで、どのくらいの予算でどのくらいの効果が出たか検証し、競争して、結果を出してもらいます。

 たとえば、どうすれば、交通事故を減らせるか?

 地域により、方針や具体案をそれぞれつくって、施行。交通事故が減った率を競争して、一番インパクトのある方法を全国で使うのです。

 どうしたら学校の給食を改善できるか? コンペするのです。改善されれば、地元農家の活性化や子供たちの健康にもよい結果が現れる可能性が高いです。

 どうしたら電力の消費量を減らせるか? エコ生活に向けて電力以外にも他に何をどう改善できるか?

 どうしたら、地元の商店街が活性化できるのか?

 色々な問題点をひとつひとつ改善する努力を競ってもらうのです。そのことに10兆円の予算の一部を使います。地域の特性を考えた上で、全国でも使えるやり方なら、それを予算化して、実施します。

 そして、予算を付けても、やりっぱなしにしないことが大事です。【結果を検証】することにより、改善する。この繰り返しをシステム化します。そのために、結果を数値化して、評価することが重要になってきます。

 何年もかかるでしょうから、10兆円は複数年度予算とします。今の、日本の予算制度は単年度主義で、使い切ろうとするので、無駄が多いのです。年度末の道路工事を思い出してみてください。

 こうすれば、市民は、より良いサービスを受けることができます。税金を払うこともやぶさかではないと思えるようになります。

 市民から感謝されたら、公務員のみなさんも、もっとがんばろうと思います。自分の仕事に誇りをもてますよね?

 こんな風に改善を突き進めていくと、日本の公共機関のすべてで、数え切れないくらいの改善ができるようになります。
 
 社会企業家を育てたり、NPOの優秀なところと公共機関が上手に組むことで、経験や知識が積み重なり応用できます。

 私のこの答えは目には見えにくいかもしれません。しかし皆の知恵と改善を引き出すシステムを構築することで、今までできなかった市民生活の向上や充実が図れたり、新しい流れが生み出せるものすごい力になるのじゃないかと信じています。

 そして10兆円は細かく配分して使います。

 成果を確認しながら有効に動いている組織に予算を足していくことが重要です。

 母親が努力しない子供に1年分のおこづかいを簡単に渡さないように(笑)、改善ができない機関には予算はつけない、というような徹底した使い方ができるような仕組みも同時につくります。

 簡単にまとめて書けなくて長文になってしまいました。皆さんが汗水ながして働いたお金が税金になっているのでお金の使い方は慎重すぎるくらいで良いと思います。

 みなさんのご意見お待ちしています。

             私たちのために。
             私たちの子供たちのために。  
             私たちの大切な人のために・・・。
             信じられない政治に終止符を打つ。
             そして、信じられる政治を創るために。

和歌山大学の学生さんへのお答えーその3

 昨日の続きです。

 質問:補正予算で新たに10兆円を使えるとしたらどう使いますか?

 その3.

 行政の世界では、今、民間経営の手法を取り入れる「ニュー・パブリック・マネジメント」が流行しています。

 私はさらに、ビジネスのマーケティングの考え方を公共政策に応用できないか、研究しています。

 その意味では、米国のマーケティングの大家フィリップ・コトラー教授の論文などを読み込んでいます。彼は何冊か、面白い本を出されています。

 たとえば、彼の近著『社会が変わるマーケティング』は、世界の公共機関サービスの向上における成功事例が沢山書かれています。興味のある方はぜひ読んで見てください。

 その中にも指摘されているのですが、日本だけではなく公共サービスは世界中で停滞しているのです。いわゆる「お役所仕事」がまん延しているのです。

 しかし、公務員の中にはやる気がある人、才能がある人が沢山います。その能力を引き出さなくてはなりません。

 一番重要なのは、「皆でどうすれば、ひとりひとりの市民が満足してくれるのだろう。」ということを公務員が考えて行動するというシステムを作り上げることです。

 それには競争も必要です。本当に必要なサービスをつくれるようにどうすればいいのか。民間が当たり前にやっていることをやっていかなければなりません。

 社会企業家やNPOの参画による公共セクターの活性化やその具体案の施行などもいいですね。

 たとえば、イギリスでは有名なシェフのオリバー氏が学校の給食を冷凍食品などから、新鮮な野菜などを使ったヘルシーなメニューに変える市民活動を始めました。そして、6週間で27万1000名の署名を集め、当時のブレア首相から「学校給食の改善」予算に約700億円を引き出しました。(『社会が変わるマーケティング』69ページ〜74ページ)

 日本でもこのような活動を応援したいですね。

 (その4.に続く)

             私たちのために。
             私たちの子供たちのために。  
             私たちの大切な人のために・・・。
             信じられない政治に終止符を打つ。
             そして、信じられる政治を創るために。

和歌山大学の学生さんへのお答えーその2

 昨日の続きです。

 質問:補正予算で新たに10兆円を使えるとしたらどう使いますか?

 その2.

 昔『おしん』というNHKドラマを見て感動したというスリランカ人に会ったことがあります。

 おしんをみて日本人が好きになったと言ってくれました。

 「それまでは日本人は何を考えているか全然わからないと思っていた。今は尊敬している。そして自分達も今は貧しいけど、一生懸命がんばって、日本のようになるのだ、と勇気をもらったんだ。」

 そう私に言ってくれました。

 おしんは世界63ヶ国で放送されたそうです。

 その外交力に圧倒されます。ファンが増えれば、日本のものを買ってくれます。観光客も増えるでしょう。

 そういう目に見えないソフトの部分に、もっと上手に国のお金を使えないものでしょうか。

 「箱モノ行政からソフトの支援に!」ということです。

 私は前々から、公共サービスの改善をどうやっていくか研究しています。
 
 今は、中央大学の大学院で「公共政策」を教えていますので、学生たちとその問題を話し合っています。

 10兆円、補正予算で使えるなら、日本の公共サービスの改善を徹底的にやっていきたいですね。

 その改善方法は、建物のような『ハードなもの』ではなく、これまでに書いたような目に見えないマーケティングを駆使した『ソフト』の部分に使いたいと思います。

(その3に続きます)

             私たちのために。
             私たちの子供たちのために。  
             私たちの大切な人のために・・・。
             信じられない政治に終止符を打つ。
             そして、信じられる政治を創るために。

和歌山大学の学生さんへのお答えーその1

 テレビ番組での答えを一生懸命考えていたら、答えが長くなりすぎてしまいました。これから、何回かに分けてお答えしたいと思います。


 質問:補正予算で新たに10兆円を使えるとしたらどう使いますか?

 その1.

 私はまず、次のような基準を設定します。

1.道路や建物のような、目にみえるものに安易にお金を使わない。
2.むしろ、ソフトな部分、見えないけれど重要な部分に光をあてる。
3.大事な税金ですからどう効果的に使われたか検証する。

 一言で、言えば「箱モノ行政からソフトの支援に」です。

 たとえば、「アニメ漫画の殿堂」とも呼ばれる「国立メディア芸術総合センター」の今年度補正予算に建設費117億円。

 皆さんはどう思われますか?

 117億円は土地代と建設費だけだそうです。自民党内で反対する河野太郎氏のブログによれば、展示物や収集物の購入費は全く含まれていないそうです。
http://www.taro.org/blog/

 私も党を超えて彼の意見に賛成です。目的が決まっていないのに、箱モノだけ建てても、百害あって一利なしだと思います。

 実は、官僚時代、私は経済産業省のメディアコンテンツ課長をやっていました。まさに、アニメや漫画、ゲーム産業を応援する仕事です。

 ですから、日本のアニメや漫画は世界に対して誇れる文化だと思っています。産業としてもこれから、伸ばすべき有力な分野だと考えています。

 しかし、アニメや漫画を見る場所を、国が建物を建てて運営して、そんなに魅力的な場所にできるのかいなぁ、というのが率直な意見です。確かに、過去の原画などの保存ができていないので、アーカイヴ的なものは必要です。しかし、それは、あくまでも民間主導で、建設、運営すべきです。そのためには、寄付を免税にする税制が必要ですが、これは別のところで議論します。

 そもそも、国や市が運営するもので、黒字にできている施設があまりにも少ないのに、どうしてこういう建物に、簡単に予算を付けてしまうのでしょう?

 117億円あれば、将来世界をもっと驚かせる優秀なアニメや漫画を創造する人材育成することができるじゃないですか。

 もっと深く考えていけば、【世界に日本の良いイメージをもってもらえる】作戦を立てることもできます。

 たとえば、ポジティブなテーマで漫画やアニメ、ゲームコンテンツのコンペをするのです。

 もし賞金が1億円だったら、すごいのが集まりますよ(笑)。

 それを海外に輸出すれば、世界中で日本ファンが増える可能性が高いです。【日本】『日本人』という国全体のイメージアップに繋がります。

 外交官がパーティを開くよりも、よっぽど効率的に世界にたいして良い影響力を与えるでしょう。

 (次回に、続く。)

             私たちのために。
             私たちの子供たちのために。  
             私たちの大切な人のために・・・。
             信じられない政治に終止符を打つ。
             そして、信じられる政治を創るために。

民主党 参議院議員・蓮舫さんからの応援メッセージ

民主党 参議院議員・蓮舫氏からの応援メッセージ



 蓮舫さんから、応援メッセージいただきました。彼女は今年の1月にも和歌山に来てくれました。

 蓮舫さんの街頭演説は、「華奢な外見からは想像を絶する熱いもの」とその時のブログでも書きました。

 その時の応援演説は、「周平さんは、知恵がある。見かけはまあまあ(笑)。お金はない!私は、彼の髪の毛がまだある頃から(笑)、知っていますが、応援して、和歌山から国政に送り込んでいただく値打ちのある人間です!」

 今回の応援ビデオは、控え目な感じです。

 ともかくも、大勢の皆さんに応援していただいていますので、残りの日々、完全燃焼して頑張ります。

 和歌山大学の学生さんからの宿題は次回です。乞うご期待!

             私たちのために。
             私たちの子供たちのために。  
             私たちの大切な人のために・・・。
             信じられない政治に終止符を打つ。
             そして、信じられる政治を創るために。

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