衆議院議員 岸本周平 Shuhei Kisimoto Official Website

2009年01月

グローバリゼーションの光と影

 グローバリゼーションとは、先日のブログでも書きましたが、ヒト・モノ・カネが、国境を気にせず、自由に移動する状況を言います。

 背景がIT技術であれ、大陸間の海底電信ケーブルと蒸気船であれ、世界が一つに結ばれますから、グローバリゼーションの特徴はデフレになると言うことです。

 世界のどこかの地域の安い物価や、賃金に引きづられます。実際にパックス・ブリタニカの時代に、高い経済成長をしながら、イギリスの卸物価は40年間で3割下がりました(1870−1913)。

 今のグローバリゼーションでは、日本はアジア諸国、特に中国との経済統合を経験しています。つまり、日本の経済が中国の物価や労働者の賃金に引きづられるのです。

 その結果、最近10年間で、雇用者一人当たりの名目賃金は約1割減少しました(95−05)。

 その背景には、総雇用は230万人(95−05)増えましたが、内訳は正社員が400万人減って、パート、アルバイトなどの非正規の労働者が630万人増えたことも影響しています(95−05)。

 派遣労働の法整備の問題も、もちろんありますが、歴史的な視点で見れば、多かれ少なかれ、企業はそのような方向で対応せざるを得なかったでしょう。

 ですから、日本政府は本当の意味のセイフティーネット(安全網)を準備すべきなのです。たとえば派遣労働者であっても、今は「1年以上働く予定」が無ければ雇用保険に入れないのを「1ヶ月以上」に変えるべきでした。

 そして、職業訓練を受けたり、当座の住居を確保したりという仕組みを提供すべきです。働きたくても働けない、弱い立場の人たちを救うのが政治の使命です。

 安倍内閣の頃の「再チャレンジ」という言葉がうつろに響きます。与野党を超えて、今こそ「再チャレンジ」の制度設計を!国民の生活が第一なのですから!

             私たちのために。
             私たちの子供たちのために。  
             私たちの大切な人のために・・・。
             信じられない政治に終止符を打つ。
             そして、信じられる政治を創るために。

オバマ大統領就任で思うこと

 オバマ大統領が、今から数時間後にアメリカの44代大統領に就任します。

 前にも、このブログに書きましたが、長い時間をかけて、根深い人種差別の問題を克服しようとするアメリカ社会の力強さを再認識します。

 私が、10年前に東海岸の大学町に暮らしていた頃、リベラルな気風のある所でしたが、まさか、アフリカ系のアメリカ人が大統領になるとは想像できませんでした。

 アメリカの底力を今さらながら、感じます。

 しかし、オバマ大統領の前途は多難です。それは、たいへんな経済危機にどのように対応するのかという目先の問題だけではありません。

 アメリカが、初めて「グローバリゼーション」に対応しなければならないからです。これまでの「グローバリゼーション」には、「アメリカ化」と言う側面が強かったように思います。

 元々、「グローバリゼーション」とはヒト・モノ・カネが自由に移動して、国境を問題にしない状況を意味します。その意味では、1914年以前の世界も「グローバリゼーション」でした。

 今のITに対応する技術は、大陸間の海底電信ケーブルと蒸気船です。この二つの技術で、世界が一つに結ばれました。今の「グローバリゼーション」は、アメリカ発のITによって可能になりました。

 そして、「アメリカ金融帝国」がアメリカンスタンダードを日本やヨーロッパのみならず、新興国にも押し付けてきたわけです。そして、ついに、「アメリカ金融帝国」のビジネスモデルが破綻しました。

 今後は、実物経済に注目が戻るはずです。そうなると、人口30億人のBRICsがこれからの世界経済の中心になってきます。20年後には人口10億人の先進国とGDPで肩を並べ、その後、追い抜いていきます。

 今すぐ、アメリカ経済やドルの影響力が無くなることはありませんが、20年のスパンで見れば、アメリカもBRICs中心の「グローバリゼーション」に対応せざるを得ません。

 オバマ大統領は、アメリカが「グローバリゼーション」に受身に対応する最初の大統領になるはずです。日本の立ち位置は、その意味でも、アメリカ追随型から、BRICsなかんづく、中国、インドを中心としたアジアとの連携を模索するものに変わるべきです。

 経済は、自然の流れの中で、アジアとの経済統合を進めてきました。政治だけは、内向きの政争を繰り広げるだけで、「グローバリゼーション」の意味すら変わりつつある現実に対応できていません。

 このような議論を国会の場で、与野党の代表が戦わせてくれれば、国民も政治不信にはならないはずです。

             私たちのために。
             私たちの子供たちのために。  
             私たちの大切な人のために・・・。
             信じられない政治に終止符を打つ。
             そして、信じられる政治を創るために。

中央大学高窪統教授のご冥福をお祈りします

 中央大学理工学部の高窪統教授のご冥福をお祈りします。

 私も客員として、これまで4年間中央大学で教鞭をとらせてもらっています。学部も違いますし、もちろんお目にかかったことはありませんが、ニュースを見て驚きました。

 落選中で和歌山に住んでいるため、大学に毎週通うわけにはいきません。そこで、集中講義の形にしてもらっています。毎年1月から2月にかけて、大学院の公共政策研究科でゼミをしてます。

 事務所のスタッフもボランティアの皆さんもそのことを知ってますので、事件の後、「周平さん。心配ですねえ。」と声をかけてくれました。確かに元々の予定では事件のあった後楽園キャンパスで講義することになっていました。

 暴力とはもっとも縁遠くなくてはいけないはずのアカデミズムの場所での殺人事件には憤りを覚えます。日常の平和な風景が、突然「非日常」に変わることは非常に残念なことです。


 話は少し変わりますが、景気の悪化によって、突然、仕事や住む場所を失うというののも、当事者にとっては突然の「非日常」のできごとです。

 もちろん、当事者もある程度のリスクは覚悟をしなければいかないでしょう。しかし、やはり最終的なセーフティーネットは政府が用意しておくべきだと思うのです。

 失業保険や職業訓練はそのためにあるわけですし、保険料を払っているのはそのためです。派遣社員の問題も、製造業を対象にするかどうかということよりも、多様な働き方をしても、リスクをカバーするセーフティーネットがすべての勤労者に用意できるかどうかの観点から、議論されるべきではないでしょうか。

 「非日常」というテーマで、話は脱線しましたが、「働きたくても働けない」という人を助けるのが「政治」の仕事であり、どういう方法が一番最良なのかと、今、自問自答しています。

             私たちのために。
             私たちの子供たちのために。  
             私たちの大切な人のために・・・。
             信じられない政治に終止符を打つ。
             そして、信じられる政治を創るために。

初釜パート2


  (越川昌子先生宅での初釜風景。昨年のブログにも登場しましたよ。) 

             私たちのために。
             私たちの子供たちのために。  
             私たちの大切な人のために・・・。
             信じられない政治に終止符を打つ。
             そして、信じられる政治を創るために。

初釜の風情


  (初釜で正客をさせてもらう周平。緊張、、、はしてませんでした。)

 世間では、ようやくお正月気分も抜けて、厳しい景気に対応するべく、皆さん、まなじりを決して走り始めています。

 「周平さんは年末も年始もなく、ひたすら、街頭に立ち続けだったから、お正月気分でもなかったでしょう?」とよく聞かれます。

 まあ、そうなんですが、毎年、初釜にお呼ばれしますと、ようやくお正月の気分にひたれます。

 先週、私が押しかけ門下生の林和代先生の初釜でスタート。もう4年目の初釜となりました。最初の頃は、月に2回はお稽古にも顔を出して、お薄のお手前などご指導もいただいたのですが、、、、。もうあきません(苦笑)。

 去年の秋からは、一服、お相伴に伺う時間も取れなくなり、初釜でお宅に伺うのが久しぶりでした。申し訳ありません。その日は、青年会議所のお仲間とのお席でした。私が年かさなので、お正客。身内の会ですので、楽しい時間を過ごすことができました。もともと、林先生は「細かいことにこだわるよりも、お茶の心を楽しんでください主義」の先生なので、こちらも甘えがありますが、、、、(笑)。

 別の日に、同級生の長坂隆司県会議員が習っている越川昌子先生の初釜にも、彼と一緒に伺いました。こちらは、大先輩の大勢おられるお席で、いささか緊張します。

 しかし、越川先生も、おおらかなご気風の楽しい先生なので、気持ち良く初釜を楽しませていただきました。

 お濃茶をいただき、お神酒を少々、そして懐石をご相伴して、何だか「初春」気分で、今年もスタートが切れました。

 落選中の候補者稼業でも、楽しいひと時はあるのですよ(笑)。

             私たちのために。
             私たちの子供たちのために。  
             私たちの大切な人のために・・・。
             信じられない政治に終止符を打つ。
             そして、信じられる政治を創るために。

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