衆議院議員 岸本周平 Shuhei Kisimoto Official Website

2006年10月

富山県立高岡南高校の椿事

 高校を卒業するのに、必修科目の単位を取らなければならないということを久しぶりに知りました。私達の頃はのんびりした時代だったので、意識しないまま、普通に単位を取っていたんだろうと思います。確かに、うちの息子と娘が高校を卒業するときに単位がどうとか言っていましたから、今では大切な問題だろうなとは思います。

 社会科目では、世界史が必修で、日本史と地理から1科目選択してはじめて卒業できると文部科学省が決めているそうです。「富山県立高岡南高校では、学校のミスで世界史を取っていない3年生が大勢発見され、今から必要時間の70時間の授業を受けないと卒業できない。」とNHKニュースが教えてくれました。

 驚きました。これまで、緻密な制度の運営では世界でも有数の正確さを誇っていた日本で、必修科目を受けさせない学校が出てきました。電車のダイヤも昔に比べれば乱れていますし、店員さんの対応が「信じられなぁ−い!」場面にも多く出くわす今日この頃です。

 日本のきめ細かいサービスの良さや、几帳面な対応が目に見えて減っています。確かに私達の知っている「古き良き日本」が音を立てて崩れている感はあります。、、と嘆こうと思いましたが、、、。

 待てよ!アメリカで暮らしていた時、「必修科目を受けなくて卒業できない高校生」の話は聞いたことがありません。あれほどアバウトで、いい加減なアメリカならこんな話は日常茶飯事のはず。

 プリンストン時代のご近所付合いの友人に電話で問い合わせたら、「Shuhei!アメリカは自由の国だよ。国が必修科目なんて決めないよ。もちろん、決めたって守れるほど几帳面じゃないしね。教育は郡や市が責任を持っているし、卒業できるかどうかは校長先生の判断だよ。」との返事が返ってきました。

 なるほど!今日は久しぶりに「目からウロコ」でした。アメリカ人は日本人ほど繊細ではありません。市中の人々は超アバウトです。だから、細かいことは全く気にしません。リーダー層もそうなんです。戦略論はしますが、戦術論は「まあまあ」です。

 そうか!日本人も、国際化してきたんですよ。重箱の隅をつつくことが得意な受験秀才は不要になったんです。これからは、細かい話にこだわらず、現場に任せるべきなんです。国や県が卒業単位を決めてはいけません。だって、守れないんですから。地方分権から「現場分権」ですね。

 しかし、仮に必修科目を決めるのなら、何で世界史なんでしょうかね。私が校長で分権されれば、必修はまず日本史で、次に世界史です。だって、日本人なんですよ。文部科学省は何を考えているんでしょう!

 今日は、久しぶりに興奮して眠れそうにありません。一昨日の(笑)、、JAZZマラソンの後遺症で筋肉痛のせいもありますが、、、、。

 

衆議院補欠選挙の結果

 昨日の衆議院補欠選挙は、神奈川16区、大阪9区ともに、民主党の候補者が敗北しました。安倍新首相の人気に加え、電撃的な訪中、訪韓、そして北朝鮮の核実験への対応ぶりなど手堅い政府・与党の取り組みには付け入る隙がありませんでした。残念ながら、完敗です。

 神奈川の後藤佑一君は、通産省の改革派官僚の代表選手でした。特別区構想はまさに彼の発案でした。役人時代から、一緒に政府の中での改革を仕掛けてきた同士です。大阪の大谷信盛君は国際派で、三井物産の寺島実郎門下生同士として一緒に勉強会をしてきました。二人とも、私同様、親の職業とは関係なく、徒手空拳で立候補しています。

 贔屓目かもしれませんが、それぞれ、経歴、見識、能力からして、2世である対立候補と比べれば、段違いに優秀です。選挙は、残念ながら、本人の資質だけでは勝てません。特に、小選挙区制度の下では、政党の政策や党首の人気が圧倒的な影響を持ちます。

 それにしても、あたら有為な人材が埋もれていくのかと思うと残念です。

 北朝鮮が核実験をするようになったのは、小泉内閣5年半に、決定的に日中、日韓の関係を悪化させ、六カ国協議の成果があがらなかったため、その隙に乗ぜられたからです。

 自民党には運があります。非難すべき小泉さんは既に退陣。安倍さんは小泉さんの失策をカバーする形で得点をされる。本来は、政権交代によってこのような変化が生じるのですが、自民党はほんとうにたくましいと思います。

 逆に言えば、外交は国益がかかりますから、私が国会議員なら、安倍外交はほめます。国民として、阿部さんに感謝すればよいのです。選挙で負けたのは、内政面での小泉政治の負の遺産を指摘できなかったからです。そして、内政面での具体的な政策を打ち出せなかったからです。

 大いに、反省をし、来年春の統一地方選挙や夏の参議院選挙までに、分かりやすくて、国民にアピールする政策を具体的に打ち出さなくてはなりません。自民党はおそらく、「公務員改革YesかNoか!」という「郵政民営化YesかNoか!」と同じ手法を使ってくるでしょう。私ならそうします!

 このワンフレーズ選挙に対抗し、国民が納得する理念と具体的政策が必要です。地方の現場では、医療も福祉も、小泉政治のおかげで、ほんとうにひどい状態です。サービスの供給側も泣いていますし、患者さんも困っています。これは、現場を知らない官僚に政策を丸投げし、国会の3分の2の多数で強行しているからです。

 私自身もじっくりと政策を考えたいと思います。皆さん、ぜひ、お知恵とお力をお貸しください。

 

06和歌浦ベイマラソンwithジャズ


 (写真向かって左から宮路礼次さん、藤田浩行さん、周平、瀧本和彦さん)


 今日は、06和歌浦ベイマラソンwithジャズの5キロコースにエントリーして、走ってきました。結果は、28分07秒!5キロ男子40歳〜59歳の部、344人中の61位でした。団体戦も「チーム周平」を作り、50歳の同級生おじさん軍団4人で走りました。結果が分かるのは、は明日でしょうか?4人のおじさん軍団の中では、トップでゴールインができ、面目を施しました。  そのうちの二人は、城東中学時代、野球部の選手で、冬の校内マラソン大会では1,2位を争う腕前でした。私も、決して遅い方ではなく、表彰される10位にはギリギリ入っていましたが、とてもかなわない相手でした。35年ぶりに雪辱を果たしたわけです。齢を取るのもまんざら悪くありませんね。  練習をしようと思いつつも、大阪9区の補欠選挙などもあり、まったく準備ができませんんでした。少なくとも、2,3キロはダイエットして、身体を軽くしてのぞもうと思ったのですが、毎晩、お酒を飲んでいるので、それも駄目。体調もイマイチで、「正露丸」を飲みながらの参加でしたが、十代のような熱い気持ちで走れました。  帰りの駐車場が満杯で、全く動きません。そこで、応援に来てくれた仲間と一緒に、会場のマリーナシティーにある「和歌山館」で食事をしてから帰りました。「岸本周平」の旗を5本持ってきてくれ、声援を送ってくれた皆さん、本当に有難うございました。  秋のさわやかな太陽と風の中、全国から市民ランナーが参加し、和歌山市民の多くの方が、応援にきてくれていました。ボランティアの皆さんもたいへんです。私の住んでいる広瀬地区の女性軍団も給水のボランティアに来られていました。走っていると、知っている顔をみると心強いものです。  やはり、2005年全国ランニング大会百選に選ばれる(4年連続)だけの素晴らしい大会でした。来年は、練習と体重の調整をして、タイムを良くし、順位を上げたいと思います。ブログの読者の皆さん!「来年はチーム周平」で一緒に走りましょう!  今でも、すでに両足はパンパンで階段の上り下りがたいへんです。明日の朝、街頭演説ができるかどうか、いささか不安なので、今日は早く寝ます。  


 大会結果は下記URLでご覧いただけます。


 和歌浦ベイマラソンwithジャズ大会結果    

宮本次朗ご夫妻還暦お祝いの会


 今日は、午後から、吉本興業の吉野伊佐男社長、大崎洋専務にご挨拶。大崎専務は、一昨日のブログに書いた「異文化交流会」のメンバーでもあります。吉本のアジア進出を積極的に進めてきたパイオニアです。経産省のメディアコンテンツ課長時代、上海に吉本新喜劇のライブ興行を行うプロジェクトを担当する大崎さんに付いて上海に行きました。山田花子さんと中華料理を一緒に食べて、サインをしてもらった記念すべきイベントです。

 吉野社長は今、宇都宮市の顧問をされており、吉本的な「お笑いや映像」を種に、地方都市の活性化に取り組んでおられます。ビジネスではなく、社会貢献活動として、地方の自主性を生かしながら、何かできないか真剣に議論してきました。

 その後、三井物産の関西支社に伺い、寺島実郎執行役員と井澤吉幸関西支社長にご挨拶。寺島さんには、11月21日の岸本周平後援会設立総会で記念講演をお願いし、快諾をいただきました。当日、午後6時から県民文化会館の小ホールで講演していただきます。

 和歌山に帰って、私の支援者である宮本工業(株)の本社に直行。宮本次朗社長がご夫妻ともども、今年還暦を迎えられるということで、従業員一同が主催でお祝いの会があり、従業員の皆さんに招待されました。本社の「家族館」という施設で昨日準備している際に、岸本周平も呼ぼうではないかと従業員の皆さんが思いついてくれたそうです。

 宮本次朗さんは、還暦とは思えない、若々しさとエネルギーをもっている魅力的な方で、常々、気のきかない私に率先垂範、手本を見せてくれ、恥をかかさずに指導してくださいます。それだけに、宮本社長の前に出るといささか緊張します。

 人情家で、厳しさの中に、本当の温かみと優しさのある宮本社長は従業員の皆さんからほんとうに慕われています。自発的に従業員の皆さんが還暦祝いの会をなさることがそのことを物語っています。

 社長室には「気」という書が掛けてあります。「強く思えば必ずかなう!」という精神を教えてくれた師匠です。宮本次郎さん、奥様、還暦ほんとうにおめでとうございます。

薬物依存症者回復支援施設


 昨日は薬物依存症者回復支援施設である和歌山D・A・R・Cに行ってきました。Dはドラッグ薬物、Aはアディクション依存症、Rはリハビリテーション回復支援、Cはセンター施設の略です。

 和歌山ダルクの代表者は和高優紀さんという女性で、近藤恒夫さんが1985年に設立したダルクを東京で手伝っていた方です。薬物依存症の回復支援は、根気のいる仕事であり、保護司さんや精神科のお医者さんたちと連携を取りながら、ある意味、命がけでやらなければなりません。

 患者さんの多くは、子どもの頃からいじめや社会からの疎外感を持ち続け、それでも「生きていく」ためにドラッグにはまっていったケースが多いとのことです。1年間はこのような施設で生活し、完全に薬物を体内から抜いて、社会復帰を目指すのですが、就職して社会復帰しても、立ち直れないケースも多いそうです。

 「せっかく、立ち直っても、一人で生活する寂しさや苦しさから、3年くらいした良い状況で自殺されるケースもあって、残念だ。」と和高さんは淡々とおっしゃていました。和高さんは見るからに華奢な優しそうな女性ですが、お話を聞けば聞くほど、命がけで、この運動に参画され、すごい修羅場をいくつもくぐってきたという迫力を感じました。

 真冬の駅前街頭演説を1年やったくらいでは追いつけない物凄さを感じ、自分の非力さを痛感しました。和歌山にはすごい人がいるんだなあというのが実感です。高知から手伝いにきているリカバードスタッフが1名、入所者が3名。建物を貸してくれる大家さんやご近所の皆さんの好意に感謝をされていましたが、和高さんの志が大勢の人を巻き込んでいるんだと思いました。

 児童養護施設や、障害者の施設は公のバックアップがあり、その存在が分かりやすいので、私もほとんどの市内の施設は回りました。しかし、民間ベースでやっているダルクのような施設はこれまで、行ったことがなく、昨日は正直に言ってショックを受けました。私のできることで何かお手伝いしたいなと心から思いました。
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