衆議院議員 岸本周平 Shuhei Kisimoto Official Website

2006年06月

和歌山県議補欠選挙


 今日は午前11時から、県庁内の県政記者クラブで和歌山県議補欠選挙の民主党公認候補発表の記者会見をしました。現在、和歌山市議会議員のふじ本まり子さんが立候補する、決意表明の記者会見です。
 記者さんからは主に二つの質問が出ました。
 まず、「なぜ、市会議員から県会議員を目指すのか?」。ふじ本さんからは、「自分が小学校の先生であった経験から教育問題がライフワークです。やればやるほど、制度や人事が県庁マタ−であることに気がつきました。それが県会を目指す理由です。」との答えがありました。
 2番目の質問は「市議会議員の選挙では民主党推薦なのに、今回なぜ民主党公認なのか?」。ふじ本さんからは、「市会の課題は個人の力でも何とかなったが、県政規模なら、個人では限界があると考えました。民主党に助けてもらいながら他の会派の議員の皆さんとも協力しながら和歌山の政治を変えていきたいから。」との発言でした。私からは、「2大政党による政権交代可能な政治をつくるため、ふじ本さんと政策をすり合わせて公認しました。」とお答えしたところです。

「21世紀の制度改革を考える会」


 昨日も、東京でした。午前中は前衆議院議員の嶋聡ソフトバンク社長室長と面談。その後、再び議員会館を走り回りました。お昼は伊藤忠商事(株)のチーフエコノミストの中島精也さんとご一緒しました。アメリカの経済・金融状況について、最近の情報を教えていただきました。
 午後は、昨年の選挙でお世話になった自動車総連の加藤祐治会長にご挨拶に伺いました。次の選挙でも、自動車総連の全面的なバックアップをいただけるとの温かいお励ましを下さいました。その後は経済界の知人の会社を何軒か挨拶まわり。
 夕方はウシオ電機(株)の牛尾治朗会長とスタンフォード大学の青木昌彦名誉教授が共同座長の勉強会「21世紀の制度改革を考える会」に出席。この会も官僚時代から参加していました。北川正泰早稲田大学教授(前三重県知事)など錚々たるメンバーの異業種勉強会です。民主党の前代表前原誠司さんや自民党の伊藤達也前金融担当大臣もメンバーです。
 勉強会の後は、前原さんと松下政経塾出身の杉並区長山田宏さんと一緒に飲みに行きました。山田さんとは不思議なご縁で二人が20歳台からの古い友人です。そして、山田さんの行きつけのお店で、山田さんの京大同級生の俳優辰巳琢郎さんとも合流しました。辰巳さんとはENJIN01文化戦略会議の創立メンバーとして数年来のお付き合いなので、「世間はせまい!」と大騒ぎしながら、ひたすら皆でジョークとまじめな会話の入り混じる密度の濃い時間を過ごしました。

「21世紀の日本を考える」研究会


 今日は、久しぶりに上京しました。朝8時30分に和歌山駅東口からリムジンバスに乗って、関西空港へ。9時55分発のANA144便で羽田へ。バスから、支援者のお一人で高校の先輩のSさんとご一緒でした。飛行機は出発が遅れたものの、20分遅れで無事到着。
 昼は、財務省55年入省の同期会があって、久しぶりに同期の仲間と顔を合わせました。衆議院議員の寺田稔君も参加してくれて9人が中華料理のテーブルを囲みました。彼らと顔を合わせるのは、約1年ぶりです。われわれの同期会は毎月1回、お昼に定期的に行ってきました。昨年の立候補以来出席できなかったのですが、今回日程が合って、懐かしい仲間と再会ができました。「何だ、ぜんぜん変わってないじゃないか。」開口一番そう言う口調に落選した同期への優しいいたわりの気持ちを感じました。同期の仲間はありがたいものです。
 午後は、7月の県議補選の打ち合わせに、議員会館を走り回りました。民主党和歌山県連が初めて、公認の県議候補を出すものですから、代表の私としては責任重大です。今、和歌山市議の藤本まり子さんが、出馬予定なので、女性議員に応援を頼んで回りました。役人時代、毎日のように根回しに歩いた議員会館を落選中の候補者としてウロウロするのは、少し違和感がありましたが、そんなことも言ってられません。国会閉会中でしたが、けっこう大勢の議員さんにお目にかかれました。
 午後6時からは役人時代から参加している「21世紀の日本を考える研究会」に出席しました。座長が学習院大の南部鶴彦教授。今日の講演者はメンバーの團紀彦さん。建築家の團さんは、「建築と環境―第三の地形論」と題して、スライドを使ったおもしろいプレゼンテーションをしてくれました。近代建築では、平らな土地の上にフィギアとしての建物を設計してきたが、現在では、土地の形状に合わせた建物設計が主流になっていること。むしろ、自然をできる限り残して、しかも建物もランドスケープ(風景)にしてしまうのが團さんの目指す方向だそうです。土地や低層建造物をグラウンド、建造物をフィギアと呼ぶそうですが、ヨーロッパでは、フィギアは広場だったり、アトリウムであり、建物はグラウンド。日本では、都市計画の規制が甘いので、それが逆転している。だから町並みが汚いんだと團さんは指摘されてました。町並みや景観を守るためには、建築家と市民が一緒になって、グラウンドマスターのような役割をつくって、規制していかなければならないという結論になりました。

LINKS和歌山研究会第4回開催


 今日は、私がコ−ディネーター役を務めている「LINKS和歌山」という名前の勉強会の第4回目の会合が開かれました。場所は和歌山市内の「ビッグ愛」でした。10年来の友人のビズネット(株)社長の中嶋正光さんが講師で来和してくださり、楽しいお話しの中にもビジネスのヒントになる内容の濃い勉強会になりました。
 中嶋さんは、昭和20年に兵庫県でお生まれになって、甲南大学をご卒業。学生時代からラグビーの選手でした。(株)内田洋行でご活躍の後、プラス(株)で、ビズネットの事業を立ち上げられました。文房具のカタログ販売で有名なアスクル(株)は兄弟会社です。ビズネットは文房具のカタログ販売がアスクルをはじめFAX中心の時代に、すでにWEBによる独自のコンピュータシステムを構築し、購買業務全体のアウトソーシングを武器に成長してきました。2005年の8月にジャスダック市場に上場を果たされています。
 中嶋さんのお話は、ITの技術的な難しいものではなく、ハイテクとローテクを融合させた素晴らしいビジネスモデルを中心とするものでした。たとえば、台風や地震が発生したら、お得意先に被害に合った商品がないかファックスで聞くそうです。ファックスが届かない場合は、大変な被害が想定されるので、すぐに社員にお見舞いの品や水、食料品などを持たせて派遣。ファックスで返事が来たら、被害に合った商品と同じものを持って、社員が翌朝一番に現地に入るんだそうです。これには聴衆の皆さんも私も感心しました。
 中嶋さんが一番大切にしていることは「社長自らお客様のクレームを耳にすること。そして、できればその日のうちに、遅くとも翌朝一番で処理をすること。」だそうです。そのために、ワンフロアの本社オフィスの役員室には壁がなく、植木が数個置かれた真ん中に丸いテーブルがあって、3人の役員はフリーアドレスで座っているとのこと。私は実際、会社を訪問させていただいていたので、その自由な雰囲気はよくわかりました。
 約1時間のご講演の後、私と二人で座って、私や会場からの質問にお答え頂き、あっという間の2時間でした。会場には甲南大学時代の同級生という方や、同窓生の方も大勢来ておられ、終了後和気藹々の名刺交換会も自然発生しました。学生時代の中嶋さんが同級生の方の実家に住所を移して、和歌山県の自動車免許を飛び入り受験で獲得したお話も出て、ほんとうに温かい会合になりました。
 中嶋さん、ご参加くださった皆さん、ほんとうに有難うございました。

和歌山の児童養護施設の実態


 先週末の新聞記事の中に、「和歌山市にある児童養護施設旭学園で、20年間にわたって職員が入所児童に体罰を加えていたり、子供どうしのいじめがあったとして、和歌山弁護士会が旭学園を運営する社会福祉法人に警告書を出した。」というものがありました。同弁護士会は、監督機関である和歌山県や設置者の和歌山市にも指導監督を強化するよう勧告書を出しています。地方紙の記事はさらに詳しく、警告を受けた社会福祉法人「和歌山社会事業協会」が一族支配で理事長職や園長職を固め、ずさんな管理体制をしいていたことが報じられています。
 旭学園などの児童養護施設を実際見たことのない市民が、この記事を読んで、本件の深刻さを理解することは難しいと思います。まず、「児童養護」施設の意味が分かりません。恥ずかしながら、私も和歌山に帰ってきて、旭学園だけではなく、虎伏学園、こばと学園などの施設を見学して初めて知りました。
 児童養護施設は、戦後の戦災孤児を収容する施設としてスタートしました。その後、孤児たちが巣立つ一方で、親に捨てられた子供や、どうしても親と一緒に生活できない子供たちが預けられるようになります。今では、施設にもよりますが、育児放棄(ネグレクト)、虐待などで親と一緒に住まわせられない子供たちがかなり増えてきています。
 施設に見学に行くと、大人の愛情に飢えている子供たちがそれこそ「まつわりつく」といった感じで離れてくれません。一方で、虐待を受けた子供は大人に対して不信感を持ちます。育児放棄を受けた子供は実際の年齢の半分くらいの体格です。ある意味、普通の市民にとっては「非日常」の世界なのです。それだけに、この記事を読んで胸が詰まりました。
 しかし、新聞記事に書いていないことがあります。おそらく記者さんが現地で取材をしていなからでしょう。戦後の設置基準が変更されていないせいか、21世紀の今でも、20畳の畳の部屋に定員が8人。自分の学習机すらなく、私物はプラスチックの箱2箱に収納されているだけです。何とか男女の区別はなされていますが、2歳から18歳までの子供がそのような環境で育てられているのです。このような生活環境も体罰同様、今すぐに見直されるべきだと私は思います。
 旭学園では、昨年、体罰問題が発覚して園長が変わりました。後任の中村通雄園長は立派な方で、園内で職員への指導力を発揮するとともに、徐々に、2,3人で1室、二段ベッドと自分の学習机のある部屋に改築しておられます。幸い、こばと学園は昨年、建物の改築が完成し、既にすべての子供たちが3、4人で1室、二段ベッドと自分の学習机のある部屋で生活しています。虎伏学園は施設の子供たちのために小中学校の分校が併設されているところですが、生活環境は昔のままです。この事件をきっかけに、何とか児童養護施設の生活環境を改善していきたいものです。
 
 
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