衆議院議員 岸本周平 Shuhei Kisimoto Official Website

LINKS和歌山研究会第4回開催


 今日は、私がコ−ディネーター役を務めている「LINKS和歌山」という名前の勉強会の第4回目の会合が開かれました。場所は和歌山市内の「ビッグ愛」でした。10年来の友人のビズネット(株)社長の中嶋正光さんが講師で来和してくださり、楽しいお話しの中にもビジネスのヒントになる内容の濃い勉強会になりました。
 中嶋さんは、昭和20年に兵庫県でお生まれになって、甲南大学をご卒業。学生時代からラグビーの選手でした。(株)内田洋行でご活躍の後、プラス(株)で、ビズネットの事業を立ち上げられました。文房具のカタログ販売で有名なアスクル(株)は兄弟会社です。ビズネットは文房具のカタログ販売がアスクルをはじめFAX中心の時代に、すでにWEBによる独自のコンピュータシステムを構築し、購買業務全体のアウトソーシングを武器に成長してきました。2005年の8月にジャスダック市場に上場を果たされています。
 中嶋さんのお話は、ITの技術的な難しいものではなく、ハイテクとローテクを融合させた素晴らしいビジネスモデルを中心とするものでした。たとえば、台風や地震が発生したら、お得意先に被害に合った商品がないかファックスで聞くそうです。ファックスが届かない場合は、大変な被害が想定されるので、すぐに社員にお見舞いの品や水、食料品などを持たせて派遣。ファックスで返事が来たら、被害に合った商品と同じものを持って、社員が翌朝一番に現地に入るんだそうです。これには聴衆の皆さんも私も感心しました。
 中嶋さんが一番大切にしていることは「社長自らお客様のクレームを耳にすること。そして、できればその日のうちに、遅くとも翌朝一番で処理をすること。」だそうです。そのために、ワンフロアの本社オフィスの役員室には壁がなく、植木が数個置かれた真ん中に丸いテーブルがあって、3人の役員はフリーアドレスで座っているとのこと。私は実際、会社を訪問させていただいていたので、その自由な雰囲気はよくわかりました。
 約1時間のご講演の後、私と二人で座って、私や会場からの質問にお答え頂き、あっという間の2時間でした。会場には甲南大学時代の同級生という方や、同窓生の方も大勢来ておられ、終了後和気藹々の名刺交換会も自然発生しました。学生時代の中嶋さんが同級生の方の実家に住所を移して、和歌山県の自動車免許を飛び入り受験で獲得したお話も出て、ほんとうに温かい会合になりました。
 中嶋さん、ご参加くださった皆さん、ほんとうに有難うございました。

和歌山の児童養護施設の実態


 先週末の新聞記事の中に、「和歌山市にある児童養護施設旭学園で、20年間にわたって職員が入所児童に体罰を加えていたり、子供どうしのいじめがあったとして、和歌山弁護士会が旭学園を運営する社会福祉法人に警告書を出した。」というものがありました。同弁護士会は、監督機関である和歌山県や設置者の和歌山市にも指導監督を強化するよう勧告書を出しています。地方紙の記事はさらに詳しく、警告を受けた社会福祉法人「和歌山社会事業協会」が一族支配で理事長職や園長職を固め、ずさんな管理体制をしいていたことが報じられています。
 旭学園などの児童養護施設を実際見たことのない市民が、この記事を読んで、本件の深刻さを理解することは難しいと思います。まず、「児童養護」施設の意味が分かりません。恥ずかしながら、私も和歌山に帰ってきて、旭学園だけではなく、虎伏学園、こばと学園などの施設を見学して初めて知りました。
 児童養護施設は、戦後の戦災孤児を収容する施設としてスタートしました。その後、孤児たちが巣立つ一方で、親に捨てられた子供や、どうしても親と一緒に生活できない子供たちが預けられるようになります。今では、施設にもよりますが、育児放棄(ネグレクト)、虐待などで親と一緒に住まわせられない子供たちがかなり増えてきています。
 施設に見学に行くと、大人の愛情に飢えている子供たちがそれこそ「まつわりつく」といった感じで離れてくれません。一方で、虐待を受けた子供は大人に対して不信感を持ちます。育児放棄を受けた子供は実際の年齢の半分くらいの体格です。ある意味、普通の市民にとっては「非日常」の世界なのです。それだけに、この記事を読んで胸が詰まりました。
 しかし、新聞記事に書いていないことがあります。おそらく記者さんが現地で取材をしていなからでしょう。戦後の設置基準が変更されていないせいか、21世紀の今でも、20畳の畳の部屋に定員が8人。自分の学習机すらなく、私物はプラスチックの箱2箱に収納されているだけです。何とか男女の区別はなされていますが、2歳から18歳までの子供がそのような環境で育てられているのです。このような生活環境も体罰同様、今すぐに見直されるべきだと私は思います。
 旭学園では、昨年、体罰問題が発覚して園長が変わりました。後任の中村通雄園長は立派な方で、園内で職員への指導力を発揮するとともに、徐々に、2,3人で1室、二段ベッドと自分の学習机のある部屋に改築しておられます。幸い、こばと学園は昨年、建物の改築が完成し、既にすべての子供たちが3、4人で1室、二段ベッドと自分の学習机のある部屋で生活しています。虎伏学園は施設の子供たちのために小中学校の分校が併設されているところですが、生活環境は昔のままです。この事件をきっかけに、何とか児童養護施設の生活環境を改善していきたいものです。
 
 

牧宥恵三昧画・高野山アンコール展


 昨日、牧宥恵さんの「三昧画・高野山アンコール展」を観てきました。宥恵さんは、日大芸術学部中退の後、インドに遊学し、思うところあって出家得度されます。そして、現在は和歌山県の根来寺に画房をかまえておられる画僧としてご活躍中です。   本物の(!?)仏画の展覧会も観たことがありますが、それは素晴らしいものです。今回の展覧会は、「心のほぐし絵」です。かわいくてちょっぴりセクシーな観音さまやほのぼのとしたお地蔵さまの絵に一言二言、宥恵さんからのメッセージが描かれているものです。「ゆったり のんびり」とか「もらおう心 くばろう心」、「かまえるな ゆるめるな」といった言葉です。 
  これらの文章の始まりは「ともあれ、ひとつ、ひとつ」だったのだそうです。この言葉は根来寺の画房で作業する自分を戒めるために、和紙に書いてピンでとめたのだと聞きました。仏画を買われた方が、「その文章よいね。その言葉書いてくれませんか。」とおっしゃたので、いわば「グリコのおまけ」みたいなものとしてスタートしたとのこと。 
  宥恵さんの「心のほぐし絵」からは、観ているうちに、こちらの心の肩こりが取れていくような不思議な時間と空間をもらえます。展覧会は、和歌山中の老若男女が集うかのような賑わいでした。
  宥恵さんに出会ったのは、昨年、選挙のために和歌山に帰ってから、ドブ板選挙活動をしているときでした。まだお付合いが短いので、こんなに大勢のファンがおられるとは知りませんでした。宥恵さんのような不思議な人が住んでいる和歌山の奥深さを思い知りました。ちなみに、宥恵さんは富山出身です。 
 宥恵さんは、また酒脱なお人柄でも有名で、お坊さまなのにお酒も呑むし、タバコも吸われます。展覧会の裏方をしておられる方に聞くと、すごくおもしろいお酒だそうです。ぜひとも、近々、お酒のお供をしたいものです。 
 展覧会でご著書を1冊買いました。宥恵さんは「岸本周平様 いいことあるよ」とサインしてくださいました。


 (参考)宥恵さんのHP  http://www.naxnet.or.jp/~u-kei


 


 

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